[プレミアリーグ参入戦]プレミア昇格の大分U-18CB佐藤主将、厚い信頼で得た「主役」のタスキ

ゲキサカ / 2014年12月16日 11時5分

[プレミアリーグ参入戦]プレミア昇格の大分U-18CB佐藤主将、厚い信頼で得た「主役」のタスキ

[12.15 プレミアリーグ参入戦2回戦 米子北高 1-3 大分U-18 広島一球]

 プレミアリーグ昇格を決めた大分トリニータU-18のCB佐藤昂洋主将(3年)の目からは涙があふれ出ていた。「個人的に昨年の参入戦の時に愛媛戦で自分が退場して負けてしまったというのがあって。1年間、心のどこかに引っ掛かったものがあって、勝った瞬間、そのすべてが吹っ切れたような感じで思わず涙が出てしまった。怪我とかもありましたし、苦しいことが多かった1年だったので、思わず涙が出てしまいました」。今年と同じくプリンスリーグ九州王者として臨んだ昨年のプレミアリーグ参入戦では自身の退場もあって愛媛ユースに0-1で敗退。「今年こそ」の思いは誰よりも強かった。その思いを表現して勝ち取ったプレミア切符。背番号27の主将は心からその勝利を喜んでいた。

 スタンドのサポーターから選手に渡された「本日の主役」のタスキ。チームメートはすぐさま佐藤に渡そうとする。だが「あれは自分的には、ない。1年間通して自分はキャプテンというよりは周りの人に支えてもらって、助けてもらったという形が強かったので一年間を通して自分が主役ではない」と佐藤は一度は受け取りを拒否する。それでも仲間たちに強く促され、最終的に厚い信頼の証を受け取って肩からかけた佐藤はチームメート、サポーターとともに喜びを爆発。「みんなからあんな風に言われて、自分は幸せものだと思いましたし、こういう経験ができて嬉しかったです」と感謝していた。

 山崎哲也監督もこの日のプレーについて「最終ラインでしっかりと声を出してなおかつ点もとってくれてチームを引っ張ってくれた」と評した佐藤。思いを込めた一戦では攻守両面おける奮闘が光った。まず守備面では「相方の(吉平)駿があまり大きくない分、自分がロングボールに対して落とさずに行かないといけないという責任感があった」と米子北の攻撃の起点を潰すと、攻撃面では前半33分に貴重な2点目をたたき出す。左CKのクリアボールを拾うと、右足シュートをゴールへ突き刺した。「自分のところにボールが転がってきて。あまり覚えていないんですけど、とりあえず打っとけという感じで打ったんだと思います」。試合終了間際に1失点したものの、攻守両面で大きな役割を果たした。

 プレミアリーグ参入戦でリベンジした佐藤は来年、トップチームに昇格する。「楽しみという気持ちもあるんですけど、自分は小さい頃からトリニータの下部組織で育ってきた分、アカデミー生だったりに道しるべとしてつくっていかないといけないと思っていますし、責任感も感じていますね」。大分サッカースクール駄の原校出身で大分U-12、大分U-15、大分U-18、そしてトップチームへと駆け上がってきた佐藤が、プロ選手として活躍し、後輩たちに夢を与える。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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