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[選手権]サッカーに懸けた時間の多さと思いで開いた扉、開志学園JSC高が全国初挑戦

ゲキサカ / 2014年12月20日 7時0分

 開志学園JSCは開校から毎年県4強まで勝ち上がって来ていた。ただ、12年度全国8強の帝京長岡高や新潟明訓高、新潟西高、北越高など強豪ひしめく新潟県予選をあと一歩のところで勝ち抜くことができていなかった。もちろん、サッカーに懸ける気持ちはどこにも負けないほど強かったが、その一方で学校生活、寮生活での甘さがあったという。宮本監督は「高校生の本業が何かと言ったらサッカーよりも勉強。学校生活、寮生活、そしてサッカーのバランスを見直してきた結果が今回の結果だと思いますし、これまでは最後の最後でどこかが欠けていたと思うんですよね。サッカー以外の寮生活、学校生活。勉強で点取れという訳ではなくて、サッカー以外のところを一生懸命やることによってサッカーに活かすというやり方を取ってきた。積み重ねてきたことで今年、花開いたと思います。今年は選手としての能力とチームとしての力、そして個々の人としての力。本当にそのバランスがとれていたと思う」。満を持しての選手権タイトル奪取だった。

 夏の全国高校総体では滋賀の名門、野洲高と初戦で戦い、PK戦敗退。ただし、エースFW関瑞樹(3年)が「インターハイで手ごたえ掴めたので、選手権でもやれると思います」と言い切ったように、選手たちは全国の強豪相手でも戦えるという手ごたえを掴んでいる。選手権予選後のプリンスリーグ北信越参入戦ではチームの中で緩みが出て、そこから崩れて敗戦。気を引き締める材料になった。今は宇治山田商高(三重)と戦う全国初戦へ向けて集中力を高めている。左SB高橋颯人(3年)は「高校の名前にJSCとか入っているところはないので、初出場で結果を残せば、知名度も上がるし、自分たちのモチベーションも上がると思う。後輩や負けた先輩たちの分も戦いたい」。サッカー専門の学校の強みを活かして夏冬新潟制覇を果たした開志学園JSC。話題性に加えて、そのサッカー、結果にも注目したい。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設】高校選手権2014

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