[DAYS×ゲキサカ連動企画vol.36]ガンバ大阪ユースFW高木彰人(2年)
ゲキサカ / 2014年12月22日 21時4分
DAYS×ゲキサカ連動企画「全国のつくしを探せ!」
[12.20 Jユースカップ準決勝 G大阪ユース 2-1 F東京U-18 ヤンマー]
ボールを持ったら、とにかくゴールへ突き進む。ガンバ大阪ユースのFW高木彰人は、どん欲なストライカーだ。そして狙い続けた獲物を力強く仕留める。その姿勢は、失敗をしても変わらない。
Jユースカップの準決勝では、決勝点となる逆転ゴールを決めて歓喜を爆発させたが、試合後の一言目は「ほっとした」だった。0-0で迎えた後半、高木が先制のチャンスを迎えながらシュートを決めきれず、直後に相手に先制点を決められたからだ。「決定機でシュートコースも見えていたのに、力んで外してしまった。相手に決められたときは、それが頭をよぎった。でも、相手に先制点を決められた時間が早かったので、落ち着いてやれば点は返せるやろうと思った。気持ちがマイナスの方向にいきかけたけど、このチームで1試合でも多くやりたい気持ちの方が強く出た。それが最後に得点につながったと思う」と気持ちを立て直して臨んだことを明かした。
高木は、ジュニアユース時代からスピードとパワーを兼ね備えた国内トップクラスのストライカーとして知られているが、調子の悪い試合がないわけではなかった。ボールを持って仕掛けては失い、シュートもほとんどブロックされるという試合もあった。気持ちが頑なになるほど相手に次のプレーを予測されて苦しんだ。FWは、ゴールを決めるという華やかなポジションだが、試合の勝敗を左右する極めて重要なポジションでもある。決定機を外せば「自分のせいで負けるかもしれない」と暗い気持ちに襲われ、試合中にはプレッシャーと焦りに包まれるものだ。その中でアイデアを出しながら常に次のゴールを目指し続けなければならない。
高木が決めた決勝点は、2トップを組んだ妹尾直哉からのスルーパスに走り込み、GKの前の前でスライディングシュートによるもの。「直哉君の特長はドリブル。オレが斜めに走っておいて、直哉君が自分で仕掛けていくこともできる。それにスルーパスが出るコースは、ここしかないと思って走った。ああいう場面ではいつも、オレを利用して自分で(ドリブルで)行くけど、今日は出してくれた。あとは決めるだけだった。GKが前に出て来ているのは分かっていたので、あとは感覚。入れ! という気持ちで蹴り込んだ。走りながら、ボールが欲しかったので呼んだ。呼んだら出るもんやなと思った」と冷静な状況分析と強い意志で生み出したゴールだった。
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