[Jユースカップ]球際で戦い抜いた鹿島ユースが10年ぶりのJユースカップ制覇
ゲキサカ / 2014年12月23日 22時34分
試合は延長戦では決着が付かず、PK戦に突入。後攻の鹿島は1本目で鈴木が止められて苦しい流れとなったが、GK山田が相手の2本目と4本目をセーブ。最後は5人目のキッカーDF町田浩樹がきっちりとシュートを決め、4-3で熱戦にピリオドを打った。ボールを保持して連係プレーで相手を崩す攻撃ではG大阪が上回っていたが、球際や運動量といった部分のファイトで上回ったのは鹿島だった。試合終了直後のテレビインタビューで「自分たちがやってきたことが間違っていなかったと証明できた」と話した主将のMF千葉健太は「我慢強く戦えた。1年間、全国制覇を目標にして苦しいトレーニングをしてきた。自分たちの力を知って、守備から入るサッカーになった。Jクラブは、ボールを持つG大阪さんみたいなサッカーが主流だと思うけど、僕たちはちょっと違うやり方で勝ちを追及してきた。その中で優勝できたことは、自信になった」と泥臭く戦って来た1年の手ごたえが報われた実感に笑顔を見せた。トップチームを模範として何よりも勝利を重んじる鹿島が、今季最後の栄冠に輝いた。
(取材・文 平野貴也)▼関連リンク
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