[選手権]ユース取材ライター陣による「選手権展望」vol.2

ゲキサカ / 2014年12月26日 7時3分

[選手権]ユース取材ライター陣による「選手権展望」vol.2

特集企画「ユース取材ライター陣による『第93回全国高校選手権展望』」

 第93回全国高校サッカー選手権開幕まであと4日! ユース年代を主に取材するライター5氏に大会の見所や優勝争いの展望、無名の注目校、初戦注目カードなどを紹介してもらう「ユース取材ライター陣による『選手権展望』」の第2回は関西を中心に活動するライター、森田将義氏による大会展望です。

 Aブロックを牽引するのは流通経済大柏高(千葉)。初戦で作陽高(岡山)に当たる厳しい組み合わせとなったが、強豪揃いのプレミアリーグ残留を決めるなど今年も実力十分。F東京入団内定のDF小川諒也やMF相澤祥太などタレントも豊富でトーナメントを勝ち抜くだけの力はある。対抗は立正大淞南高(島根)。南健司監督が「今年は全国に出れば、やれると思う」と手応えを口にする。素早い攻守の切り替えを徹底し、中でも外でも崩せる攻撃は切れ味十分。プリンスリーグ中国得点王FW中島隆司の存在も心強い。

 注目校が多く揃い、実力が伯仲しているのがBブロック。主役となりそうなのは前橋育英高(群馬)と初芝橋本高(和歌山)の勝者。前橋育英はU-19代表のMF鈴木徳真ら主力を中心としながら、全国高校総体4強時からメンバーが入れ替わるなど更なる進化を遂げている。同16強の初芝橋本も下級生から試合経験を積む選手が多く、勝負の年だけに白熱した戦いとなるはずだ。彼らの前に立ちはだかるのは、前回大会4強の京都橘高(京都)。夏は1回戦で前橋育英に0-4と大敗したが、夏以降は体力がアップ。1試合通した集中力も身につき、別チームと言っても良い仕上がりになっている。

 Cブロックはライバル校の監督から、「別格」との声もあがる東福岡高(福岡)が頭一つ抜けている。全国高校総体を制す要因となったMF増山朝陽、赤木翼の両翼を始め、全てのポジションに実力派が並び、穴は少ない。サブにもMF中村健人ら実力派が揃うも心強い。対抗となりそうなのは例年と違い、堅守速攻が持ち味の静岡学園高(静岡)とプリンスリーグ四国で圧倒的な力を見せた徳島市立高(徳島)。特にMF中峯正博、DF辻拓也ら”無印良品”と呼べる選手が多く揃う後者は「大舞台だと緊張して、持ち味が出せない」(辻)という課題が克服できればダークホースとなる可能性を秘めている。

 Dブロックの本命は前回大会ベスト8の履正社高(大阪)。当時の主力が9人も残り、チームとしての成熟が進むだけでなく、「誰が出ても変わらない。誰を使うか嬉しい悩みが続いている」(平野直樹監督)と選手層の厚みも増している。プリンスリーグ関西を14連勝して優勝したように実力と勢いも確か。昨年越えに期待したい。サンフレッチェ広島流の5バックから4-3-3へと舵を切り、プレミア残留を決めた青森山田高(青森)、前回大会あと一歩の所で優勝を逃し、リベンジに燃える星稜高(石川)など優勝候補が多く揃うのもこのブロックの特徴。準決勝以降が行われる埼玉スタジアム2002に進むのはどのチームになるのか楽しみだ。

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