[MOM1251]熊本国府MF田中友巳(2年)_「ディフェンスからのチーム」を中盤で支えたボランチ
ゲキサカ / 2014年12月28日 22時21分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.28 横山杯決勝第1グループ第1戦 新潟西高 1-2 熊本国府高 矢田部サッカー場B面]
元福岡DFの熊本国府高・佐藤光治監督は決勝リーグ初戦のマン・オブ・ザ・マッチに「ボールを獲ることも、こぼれを拾うこともできる」というMF田中友巳(2年)の名を挙げた。中盤に好選手並ぶ新潟西高に主導権を握られる時間帯もあった熊本国府だが、「国府高校と言えばディフェンスからのチームなので、ラインしっかり守備を立てることとあとは中盤のバランスをしっかり整えて攻撃も守備もできるように」というMF中心に相手の攻撃を凌ぐと、少ないチャンスを得点に結びつけて白星を掴んだ。
昨年から先発を務める田中は守備面だけでなく、逆サイドのサイドハーフへ正確にボールを入れてカウンター攻撃につなげるなど、チームの“ハンドル役”としても勝利に貢献。ただ、試合後は「まだまだ」を連発していた。目標とする存在にもっと近づかなければならないという思いがある。
「(目標は)身近にいる人では(山口)慶希さん。(攻撃も、守備も)慶希さんが両方上回っている。凄いんで」という1学年上の先輩MFで元U-15日本代表候補でもある山口慶希が目標だ。昨年はボランチでコンビも組んでいたが「慶希さんとしていたら全然自分としていること違うし、(山口は)落ち着いて自分のプレーが出せる」。どこか慌ててしまうところのある自分との差を感じていた。今年はチームリーダーのひとり。目標の存在に負けないように成長を遂げてチームを引っ張り、昨年果たせなかった九州大会、全国大会出場へ導く。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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