[横山杯]3年生の穴埋めたDF杉岡、決勝L以降全試合完封勝利
ゲキサカ / 2014年12月30日 10時31分
[12.29 横山杯ファイナルマッチ 埼玉栄高 0-3 市立船橋高 矢田部サッカー場A面]
13年全国高校総体優勝メンバーで、大黒柱だったCB藤井拓やDF打越大樹の抜けた穴を埋めることができるかを不安視されていた市立船橋高だったが、決勝リーグ以降の4試合全てで完封勝利。不安を感じさせないような戦いぶりで優勝を勝ち取った。もちろん前線、中盤のハードワークで相手の攻撃を限定していたことは確か。だが、強固さを印象付けた3バックの存在が大きい。白井達也や喜岡佳太が安定したプレーを見せ、特に中央に構える1年生DF杉岡大暉には風格すら漂っていた。
杉岡はゴール前に入ってくる浮き球は的確なポジショニングから頭で完ぺきに弾き返し、スペースへのボールはいち早く反応してカバー。相手FWのプレッシャーを簡単にいなして攻撃を組み立てていく。1本致命傷になりかねないパスミスがあったものの、入学後早い段階で名門の定位置を勝ち取ったDFは、その実力の高さを遺憾なく発揮していた。杉岡は「(藤井の後を担う)責任は重い」と感じつつも「(磐田入りする)志村さんも抜けたのでシュートを打たせないこと。シュートを打たれる前に潰すことを意識している」
杉岡や高宇洋のほかにも1年生でトップチームのテストを受けた選手はいる。だがそこでポジションを奪い取るような気迫を発揮し、レギュラー争いに食い下がるような選手はいなかった。その点、「杉岡と高は最初から意識が違った」と朝岡隆蔵監督は説明。1年生から志高く積み重ねてきた彼らは今、突き抜けるような存在になりつつある。選手権の出場権を惜しくも逃した市立船橋だが、来年、そして再来年も楽しみなチームになりそうだ。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
横山杯 第15回全国ユース招待サッカー大会特設ページ
この記事に関連するニュース
-
帝京が「神栖ワールドユースフットボール」初代王者に!プレミア勢連破でインハイへ弾み
ゲキサカ / 2024年7月16日 10時55分
-
高校屈指のボールハンターが鮮烈ミドル弾。市立船橋MF峯野倖は攻守で違いを示し、結果を残して評価を変える
ゲキサカ / 2024年7月7日 8時39分
-
3バックの中央で自信をつけてインターセプト連発。DF星慶次郎が「まずは守備から」の尚志の要に
ゲキサカ / 2024年7月7日 7時5分
-
「まず守備から」の尚志が市立船橋を4-1撃破。“好循環”の連勝で地元開催のインハイへ弾み
ゲキサカ / 2024年7月6日 22時59分
-
リベンジに燃える無敗の流経大柏。返り討ちに意気込む未勝利の市立船橋。2週連続で激突した両雄の激闘はドロー決着!
ゲキサカ / 2024年6月24日 19時34分
ランキング
-
1オリ・中嶋監督「現時点で1番弱いんじゃないですかね」 ここ6戦で零敗4度「どれだけ必死にやって…」
スポニチアネックス / 2024年7月17日 21時29分
-
2北勝富士が初白星 朝乃山の負傷を土俵下で目の当たりにし「僕も膝をケガをしている身として鳥肌が立った」
スポーツ報知 / 2024年7月17日 20時50分
-
3「面識のない女性を3対1で…」性的暴行で逮捕・佐野海舟容疑者「社会を知らない」と危惧していた父…直前に「プライベートも楽しむ」“意味深”投稿
NEWSポストセブン / 2024年7月17日 19時23分
-
4「いつもなんですよ」楽天・今江監督の疑問から日程を確認すると…西武戦なぜ週末ばかり?
スポニチアネックス / 2024年7月18日 8時2分
-
5「あの格好で自宅から来たのか?」 大相撲中継、行司の背後に見え隠れする“謎の男性”が話題
THE ANSWER / 2024年7月17日 19時33分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください