[選手権]悲願の初優勝へ…初戦に臨む青森山田・小笠原主将「テッペン目指します」
ゲキサカ / 2014年12月31日 10時44分
30日、第93回全国高校サッカー選手権の開会式と開幕戦が行われた。18年連続20回目の出場となる“東北の雄”青森山田高(青森)は、明日31日に中津東高(大分)との初戦を迎える。
高校年代最高峰のプレミアリーグEASTを1年間戦い抜いた経験は、青森山田の確かな自信になっているようだ。先月30日、敵地で行われた王者・柏レイソルU-18との一戦では、リーグナンバーワンの得点力を誇る柏を無失点に抑えた(0-0)。その試合で右SBとして先発した主将のDF小笠原学(3年)は、個人としても対峙するU-18日本代表のMF会津雄生を封じ切った。「いままでは前から(ボールを奪いに)行っていたんですけど、レイソル相手ということで自分たちで試してみてうまくハマった」。引いて守るやり方も、チームの新たな武器になったという。
とはいえ、選手権ではボールを支配する時間が長くなる青森山田の武器は「攻撃的な守備」(小笠原)だ。高い位置で積極的にボールを奪い、FW丹代藍人(3年)ら攻撃陣がゴールを陥れる。もちろん、選手権対策も講じているという。「選手権だとカウンターを狙っているチームが多いので、そこはプレミアリーグより難しい面はある。ボールを失った後の守備への切り替えは、相当こだわってトレーニングしてきました」。主導権を握りながらもカウンター一発に沈む、というトーナメントで強豪校が陥りがちな敗戦パターンへの対策も抜かりはない。
精度の高い左足でチェンスメイクをするMF山下優人(3年)も「自分たちで主導権を握ることと、攻守の切り替えの速さということでは、他のチームに負けたくない」と自信を持つ。青森県予選決勝や、プレミアリーグEAST最終節でも得点を奪っているレフティーは、アシストだけでなく「選手権で点を取りたい」とゴールへの意欲を覗かせた。
「初戦が一番大事」と気を引き締める小笠原。「初戦で勝てれば勢いに乗れる。テッペン目指します」。背番号2のキャプテンは、悲願の選手権制覇を掲げた。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 奥山典幸)▼関連リンク
【特設】高校選手権2014
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
着実に向上中。興國と0-0ドローの米子北FW鈴木颯人主将「さらにここから1つになって」インハイへ
ゲキサカ / 2024年7月20日 7時32分
-
「チームを勝たせるGKになるか、なれないかの差」。柏U-18GK栗栖汰志主将は1本を止めるGK、紙一重でも勝ち切るチームへ
ゲキサカ / 2024年7月8日 17時57分
-
[MOM4761]青森山田DF山口元幹(3年)_攻撃的なボランチがCBで奮闘中。カバー、“ゴールを隠す”、空中戦でも期待に応えて無失点勝利
ゲキサカ / 2024年7月8日 13時47分
-
高校屈指のボールハンターが鮮烈ミドル弾。市立船橋MF峯野倖は攻守で違いを示し、結果を残して評価を変える
ゲキサカ / 2024年7月7日 8時39分
-
「いいプレーだけじゃ終われない」。昌平MF大谷湊斗主将は中盤で違いも、もっと結果にこだわる
ゲキサカ / 2024年6月25日 11時8分
ランキング
-
1《19歳飲酒・喫煙でパリ五輪辞退》体操女子・宮田笙子の実家は「400年以上の歴史を誇るお寺」エースが抱えていた「精神面での課題」
NEWSポストセブン / 2024年7月19日 18時10分
-
2オリンピアンの大甘同情論に透ける「特権意識」…血税注ぎ込まれているだけに厳罰必至の当然【体操女子・宮田笙子 飲酒喫煙でパリ五輪辞退の波紋】#2
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年7月20日 9時26分
-
3【体操】宮田笙子 五輪辞退に同情も…危機管理専門家「昔はよくあったは通用しない」
東スポWEB / 2024年7月20日 6時8分
-
4エース不在の体操女子日本代表 4人で決戦の地パリ入り
スポーツ報知 / 2024年7月19日 23時10分
-
5MLBオールスター〝ひどすぎる国歌斉唱〟が大炎上 女性歌手に非難殺到「耳から血が出ました」
東スポWEB / 2024年7月16日 19時22分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください