[選手権]注目エース坂本3発!超ドリブルスタイルの聖和学園がJ内定2選手擁する秀岳館に快勝!!

　秀岳館は後半開始直後に連続シュート。6分にも敵陣でのインターセプトから長尾が決定的な左足シュートを放つ。だが、CBもエラシコやドリブルでの中央突破を魅せる聖和学園は7分、左サイドから高速フェイントを交えた仕掛けでDFを抜き去った坂本が、ニアサイドへ豪快な左足シュートを叩き込んでハットトリックを達成した。

　聖和学園はDFのドリブルがインターセプトされることもあったが、CB佐々木澪主将をはじめとしたDF陣は1対1の強さなどを発揮してボールを絡め取ってしまう。そしてミドルレンジからもシュートを打ちこむなど存在感放つ坂本を中心に攻め続けた。14分に“切り札”FWヴィットル・カウワン・シルバ・ヘイス(1年)投入で攻撃にパワーを加えた秀岳館は17分に中央からドリブルで抜け出した大岩が決定機を迎えたが、聖和学園GK中島尚人(3年)がセーブ。それでも秀岳館は34分に大岩のスルーパスで右中間を抜け出したヴィットルが右足シュートをニアサイドへ叩き込んで全国初ゴールを奪った。

　勢いそのままに2点目のゴールを目指した秀岳館だったが、CB成沢桐梧(3年)がポスト直撃の右足FKを放つなど最後までスタンドを沸かせる聖和学園がダメ押し点を奪う。37分に坂本のスルーパスでGKと1対1になった小野が左足でゴール右隅へ4点目。佐々木は「楽しもうぜというのは変わらずできたと思うし、もう慣れたので次の試合はもっと楽しんで会場を沸かせるプレーをしたい」。2回戦ではプリンスリーグ東北で1勝1敗の尚志高(福島)と対戦。聖和学園は楽しんで、会場を沸かせて、再び白星も掴む。

[写真]前半14分、聖和学園はFW坂本が2点目のゴール

(取材・文　吉田太郎)▼関連リンク
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