[MOM1269]米子北DF鶴ヶ久保哲太(2年)_現役日本代表OBの助言が生きたエース封じ
ゲキサカ / 2014年12月31日 20時4分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.31 高校選手権1回戦 昌平0-1米子北 NACK]
この試合のポイントの1つに昌平高の10番MF和田幹大(3年)と9番FW野村祐一朗をどう抑え込むかがあった。城市徳之監督も「相手の遊び心のあるプレーは相当警戒していた」と話したポイント。そしてDF嶋田遼斗とDF鶴ヶ久保哲太の2年生CBコンビが完璧に抑え込んだことが、米子北高(鳥取)の初戦突破に繋がった。
「嶋田が声をかけて引っ張ってくれた。僕は何にもしてないですよ」。そう謙遜した鶴ヶ久保だが、十分、米子北の壁となって立ちはだかっていた。
1年生の時からレギュラーだった嶋田に対し、鶴ヶ久保は、新チームになってからレギュラーを獲得した。プリンスリーグや選手権の県予選までは背番号「3」を付けてプレーしていた。だが12月に行われたプレミアリーグ参入戦では「3」から「12」へと変更になっていた。「実力不足です」と話したが、レギュラーの座を渡すことはなかった。アルビレックス新潟ユースとのプレミアリーグ参入戦1回戦では、会心の完封勝利に貢献。2回戦で大分トリニータU-18に敗れ、惜しくも昇格を逃したが、チームとしての手ごたえをより強めることができた。
現役日本代表選手からの助言が生きていた。1月に行われるアジア杯を戦う日本代表DF昌子源(鹿島)は米子北OB。今年6月、昌子が学校の練習に訪れた際に、CBコンビは直接指導を受けていた。「相手が1トップだったら、僕らの真ん中に置くのか、どちらがマークに付くのかというのをはっきりしておかないと。いざ試合でどっちが行くんだという状況になってはダメ。チャレンジ&カバーは常に意識しろと言われました」。相手は野村を1トップにする布陣。まさに今日のために与えられていたかのようなアドバイスだった。
この3年間で6度目の全国大会を戦う米子北に対し、昌平は初出場。試合運びの点でも、経験の差が如実に出た試合となった。2年生CBコンビは、またしても経験値を積み上げた。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 児玉幸洋)【特設】高校選手権2014
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