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[選手権]PK戦で窮地からの大逆転! 日大藤沢が徳島市立に競り勝つ

ゲキサカ / 2014年12月31日 22時6分

 日大藤沢は直後に佐藤の交代が認められたが、勝手にピッチに立っていた佐藤には警告が示された。11人に戻った日大藤沢は、すぐに反撃に出る。PA内で田場がドリブルを仕掛ける。そこからのシュートはブロックされたが、こぼれ球を回収したMF中村恒貴(3年)がPA内で倒されてPKを獲得。これを中村が自ら決めて、試合を振り出しに戻した。

 追い付いた日大藤沢は、後半14分に2枚目のカードを切り、MF栗林大地(3年)を投入する。同20分には田場のドリブルが潰されたところでボールを拾った栗林が決定的な場面を迎えたが、シュートはGK下村冬威(3年)が体を張って防いだ。それでも同31分、日大藤沢は、中盤でボールを受けた田場がPA内までボールを持ち込み、DFを抜き切らずに右足でシュート。これが決まって逆転に成功する。

 試合終盤、徳島はDF辻拓也(3年)を最前線に上げてパワープレーに出る。すると同39分にはPA内で福住が倒されてPKを獲得する。これを中峯が決めて、再び同点に追い付いた。日大藤沢はアディショナルタイム直前に4人目の交代でPK戦に備えて、GK鈴木孔明(3年)に代えて、GK小菅を送り出す。6分間のアディショナルタイムでも得点は決まらずに、試合の行方はPK戦に委ねられた。

 先攻の日大藤沢は3人目のMF西尾隼秀、4人目の小野寺が連続で失敗してしまう。徳島市立に残り2本のうち、1本でも決められると敗退となったが、徳島も4人目の奥田、5人目の福住が外してしまう。これで流れは日大藤沢へ。サドンデス1本目をMF田中翔太(3年)が決めると、徳島市立のMF岸田大世(2年)のシュートをGK小菅がストップし、日大藤沢が逆転勝利。勝利した日大藤沢は1月2日の2回戦で、高川学園(山口)と対戦する。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 河合拓)▼関連リンク【特設】高校選手権2014

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