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[選手権]不満の内容も國學院久我山が初戦突破「良いゲームができるチャンスを貰えた」

ゲキサカ / 2014年12月31日 22時36分

 後半からは「前半でかなりボールを動かし、フリーになる時間も多かったので、同じやり方を続けるように伝えた」(和仁屋恒輝監督)とブレずに、中盤の真ん中でショートパスを繋ぎ、テクニックで密集をかわし続けた前原がボールを持つ時間が増加したが、「もっとゴール前でやりたかった」と前線に出る機会は極わずか。途中から4バックに変更し、ブロックを固めた久我山の守備を崩せない。久我山も前半と同じく高い位置でのボール奪取を徹底。素早く攻撃に切り替えて追加点を奪いに行くと、13分には前原DFの緩いパスを中央で飯原がカット。素早くドリブルに持ち込みシュートを狙ったが、DFに当たってCKに。このチャンスをDF野村京平(2年)が頭で狙ったが、枠からそらしてしまう。15分にもPA左外でボールを持った飯原がDFの間を突いて、ゴール前にパスを展開。入ったばかりのMF名倉巧(1年)が走り込んだが、2点目を奪うことができずに試合を終えた。

 決して内容が良かったわけではないが、「思った通りのゲームで、思った通りの展開。もう1、2点獲って試合を上手く終わらせたかったけど、次のゲームを考えればこういう試合を勝てたのは大きいかもしれない」と李監督は収穫を話す。李監督は来季からJ3、FC琉球のアカデミーダイレクターに就任。スタッフとして籍は残るが、先頭に立って指揮を執るのは今大会が最後となる。ただ、「今大会にかける思いの強さは全然ない(笑)」と笑う。「いつも勝ちたいから、私の最後だからどうこうって事はない。一つひとつ勝って、より良いステージで試合がしたいので、願わくば今日が一番悪いゲームであってほしい」と続けたように視線はすでに次の日章学園高(宮崎)戦に向けられていた。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

(取材・文 森田将義)▼関連リンク
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