[選手権]京都橘FW中野、10番の重圧に打ち勝つ決勝点
ゲキサカ / 2015年1月2日 18時54分
[1.2 全国高校選手権2回戦 第一学院高0-3京都橘高 味フィ西]
背番号10のひと振りで試合の流れを引き寄せた。京都橘高(京都)は0-0で迎えた後半15分、DF小川礼太(2年)の縦パスから左サイドのスペースに抜け出したFW中野克哉(3年)がドリブルで持ち上がり、角度のない位置から左足を一閃。豪快にニアサイドを破り、先制点を奪った。
「ワンチャンスを狙っていた。前半、チームに迷惑をかけた分、自分がやらなきゃと思っていた。ニアの上を狙って、思い切って打つしかないと思った」。立ち上がりからなかなかリズムに乗れず、0-0で折り返した前半は中野自身、思うようなプレーを見せられなかった。
米澤一成監督は「一発で試合を変えてくれた」と、中野の先制点を称える一方、「彼にしたら今日は納得いく試合じゃないと思う。前半のイライラした感じを明日以降の教訓にして生かしてほしい」と、期待が大きい分、叱咤も忘れなかった。
1年時から経験している全国高校選手権だが、「慣れているかなと思ったけど、初戦の緊張もあった。あらためて初戦の難しさを感じた」と振り返る中野自身、「前半は特にボールが足に付かなくて、自分の思ったプレーができなかった」と反省する。
準優勝した前々回大会はFW仙頭啓矢(現東洋大)とFW小屋松知哉(現名古屋)の2トップがゴールを量産し、小屋松が最終学年となった前回大会もベスト4。小屋松が付けていた10番を継承するなど、偉大な先発たちからエースを受け継いだプレッシャーもある。
前回大会はノーゴールに終わっており、全国高校選手権でのゴールは1年時の前々回大会準々決勝・帝京長岡戦以来、2得点目。「僕が点を取らないとチームが負けるぐらいに考えている。去年は小屋松先輩がいて、頼っているところもあったけど、今年は自分がやらないといけないと思っている」。重圧に打ち勝っての決勝点。悲願の全国制覇へ、168cmの小柄な10番がチームを引っ張っていく。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 西山紘平)▼関連リンク
【特設】高校選手権2014
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
天皇杯4強3ゴール起点は全て京都MF川崎颯太、地元甲府の栄冠にも深めた決意「実家に帰った時に…」「自分がここでタイトルを」
ゲキサカ / 2024年9月19日 5時45分
-
全国高校サッカー選手権広島県大会が開幕 決勝の舞台はエディオンピースウイング広島
広島テレビ ニュース / 2024年9月9日 19時8分
-
ヤングなでしこ3戦13発…FIFAが激賞「パーフェクト」「素晴らしい」 U-20W杯で16強入り
FOOTBALL ZONE / 2024年9月9日 10時28分
-
日本と北朝鮮は「アジアのヘビー級」 2戦10発超え…FIFAも驚異の攻撃力を絶賛「圧倒的」
FOOTBALL ZONE / 2024年9月6日 15時35分
-
前回大会準Vの柏を下した神戸、3年連続の天皇杯8強入り!
ゲキサカ / 2024年8月21日 21時0分
ランキング
-
1大谷も遥か及ばぬ…ジャッジとの衝撃の差「信じられない」 82年ぶり記録に米ファン驚愕
Full-Count / 2024年9月19日 14時1分
-
2大谷翔平が自身に並ぶ49盗塁 ロバーツ監督まさかの辛口評価「いい送球ならアウト」
Full-Count / 2024年9月19日 11時17分
-
3大谷翔平、異次元の「92.5」はボンズ超え「狂っている」「最も効率的だ」 衝撃指標を米絶賛
THE ANSWER / 2024年9月19日 13時33分
-
4巨人の優勝マジックは9→8に 戸郷“菅野超え”3年連続12勝 岡本和は4戦3発、25号2ラン
スポニチアネックス / 2024年9月19日 20時55分
-
5【広島】負の連鎖が止まらず…床田が今季最悪5失点で逆転負け 引き分けなしの敵地8連敗は17年ぶり
スポーツ報知 / 2024年9月19日 21時2分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください