[選手権]安川PKストップ!前回8強の履正社が公式戦連勝を21へ伸ばし、3回戦進出!
ゲキサカ / 2015年1月2日 21時57分
[1.2 全国高校選手権2回戦 北海道大谷室蘭高 0-0(PK3-5)履正社高 NACK]
第93回全国高校サッカー選手権2回戦が2日に行われ、NACK5スタジアム大宮の第2試合では北海道大谷室蘭高(北海道)と履正社高(大阪)が対戦し、0-0で突入したPK戦の末、履正社が5-3で勝った。昨年度8強の履正社は公式戦21連勝。3日の3回戦で中津東高(大分)と戦う。
78年度大会で準優勝した歴史を持つ室蘭大谷から校名を変えて初めての選手権に臨んでいる大谷室蘭は、今年のプリンスリーグ北海道王者。一方、履正社は同関西優勝チームで、12月の高円宮杯プレミアリーグ参入戦では静岡学園高(静岡)、前橋育英高(群馬)という今大会の優勝候補2校を撃破して高校年代最高峰のリーグ戦への昇格を決め、同時に5月の総体予選敗退後から続く公式戦連勝を20へ伸ばしていた。実力派同士の好カードはPK戦までもつれ込む好勝負となった。
前半、ややミスが目立った履正社。加えて平野直樹監督が「頑張ってやろう、ということで前がかりになり過ぎている部分があった」ことで中盤の選手がボールを持ちながらパスコースを探すことになり、また下がりながらセカンドボールを拾ってしまったことで前へのパワーを出すことができない。対する大谷室蘭は前線、中盤、最終ラインの3ラインが乱れず。隙を見せなかった。運動量豊富なMF中島洸(3年)とMF内山竣太(2年)が献身的なランニングを見せたほか、CB深井祐希主将(3年)を中心とした最終ラインも集中した守りを続けて行く。
それでも局面で2本、3本と連続で鋭いパスを繋ぐなど、徐々に攻撃の迫力が出てきた履正社が押し込む時間を増やしていく。そして33分にMF多田将希(3年)の右CKからファーサイドの左SB小川明主将(3年)がヘディングシュート。さらに37分にはMF林大地(2年)の右アーリークロスをFW菅原大空(2年)が頭で合わせる。ただ「もっともっと個人個人が関わって1タッチ、2タッチで数的優位を攻守につくっていきたいと思っている。それを目指していたけれど、きょうは一人ひとりが孤立していた。連動した展開とか、守備とかがなかった。それをもうちょっとハーモニーできるように。もう少し協調してほしかったけれど、きょうは音が出し過ぎみたいな感じですかね」と平野監督が振り返る履正社は、持ち味の連動性ある攻撃、セカンドボールの強さなどを発揮することができない。
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