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所属クラブのマンU撃破も刺激に、麻也が2大会連続の初戦弾

ゲキサカ / 2015年1月12日 21時50分

所属クラブのマンU撃破も刺激に、麻也が2大会連続の初戦弾

[1.12 アジア杯D組 日本4-0パレスチナ ニューカッスル]

 2大会連続となる初戦でのゴールは試合を決定づけるダメ押し弾だった。3-0で折り返した後半4分、左CKからMF遠藤保仁がショートコーナーでMF香川真司に当てると、香川は鋭い切り返しで縦に突破。左足のクロスをDF吉田麻也(サウサンプトン)がヘディングで叩き込んだ。

 前回大会初戦はヨルダンと対戦し、1点ビハインドの後半アディショナルタイムに吉田の起死回生の同点ヘッドでからくも引き分けに持ち込んだ。「初戦はいつも難しいし、パレスチナの情報もあまりなかった。慎重に試合に入ったし、相手の攻撃陣はスピードがあるので、リスクマネジメントを考えていた」。4年前の反省も生かし、完封勝利。それでも「守備はよかったと思うけど、日本とパレスチナには力の差もある。もっとよくなると思う」と満足することなく言った。

 所属するサウサンプトンは前日11日に行われたプレミアリーグ第21節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、敵地で1-0の勝利をおさめた。「今朝、試合を見た」という吉田は2連勝で3位に浮上したチームの状況に「刺激を受けるし、オールド・トラフォードでマンチェスター・ユナイテッドに勝つのはとても難しいこと。素晴らしいと思う」と、さらなる発奮材料にもなったようだ。

「大事なのは次の試合。このグループで最も重要な試合になると思う」。16日の第2戦では、この日ヨルダンを1-0で下したイラクと対戦する。勝てばグループリーグ突破が決まる可能性もある大一番へ、ゴールと勝利の余韻に浸ることなく気持ちを切り替えていた。

(取材・文 西山紘平)
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