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[特別座談会]就職活動時期が変わる…体育会学生の在り方を考える(後編)

ゲキサカ / 2015年1月22日 16時0分

神田「就活で一番苦労したのは、どういう部分でしたか」

横山「第1志望ではなかった企業の面接で、志望動機がしっかりまとまっていなくて、答えに詰まってしまったことがありました。あとは就活する時間を作るのが大変でしたし、交通費で地味にお金がかかったので、金銭的には正直厳しかったですね(笑)」

丸山「証券会社への内定が決まっていたようですが、どのタイミングでJクラブから声が掛かったのでしょうか」

横山「4年の11月くらいにそういう話が監督にきたそうで、チームは教えてもらえなかったのですが、『とりあえず頑張ってみなよ』と言われました。それでインカレが始まるちょっと前くらいに『川崎Fから声がかかっている』と言われて、自分も『行きたい』という気持ちが強くなったんです。就活でお世話になった先輩方には、『サッカーをさせて頂くことになりました』とお詫びして回りましたね。自分の場合は特別に何かをしたわけではありませんが、日々『うまくなりたい』という一心で連取に取り組んでいました」

神田「大学時代に知り合った仲間との付き合いは今もあるのでしょうか」

山田「毎年、忘年会がありますね。小中高の友人ももちろんいますが、当時はそこまで深く語ることはできなかったと思います。だけど、大学時代の友人とはリアルタイムで本気の悩みを語り合うくらいの年齢になっていたし、お酒も飲める年齢になるので、そういう意味ではより深い付き合いができるのかもしれません」

横山「大学の同級生とは就活でも意見交換をしましたし、いろいろなことを語り合いましたね。大学時代に一緒にバカをしたことも良い思い出になっているので、そういう付き合いも大事にしてほしいですね」

丸山「最後に部活動と就職活動を頑張ろうとしている学生にメッセージをお願いします」

山田「部活動にも就活にも本気になってほしいし、どちらも中途半端にやらないことが将来につながっていくと思います。何に対しても4年間、本気で取り組んでいれば周囲の人たちも理解してくれるはずです。どうしても行きたい企業の面接日と大事な試合の日が重なったときは、そこまで一緒に戦ってきた仲間に支えてもらえばいいのではないでしょうか。4年間、本気で取り組んでいる姿を自分が見せていれば、仮に面接を選んでも『あいつのために今日は勝とう』と、仮に試合を選んでも『お前の就職先は俺が探す』くらいの熱さが仲間にもあるはずです。だから、『サッカーがあったから就職できなかった』『就活があったから試合に負けた』という言い訳はしてほしくありません。どちらも本気で取り組んで、最高の結果を残してほしいですね」

横山「就活の時期の変更は、もう変えられないルールだと思います。サッカーでもルールは変えられませんし、その中で向き合って自分ができることを精いっぱいやるしかありません。就活は自分の知らなかったことをたくさん知ることができましたし、それまで話す機会が滅多になかった社会人と話をすることで、自分の考え方が磨かれていくことも実感できます。就活が部活の忙しい時期と重なるかもしれませんが、人生の楽しいイベントだと思って、楽しみながら部活も就活も頑張ってほしいと思います」

山田「そうだよね。部活も就活も遊びも恋愛も全部楽しめばいいと思う。楽しむという意味は本気になるということだから、中途半端にやることほど楽しくないことはないから、すべてのことに本気になって楽しんでもらうのが一番いいと思います」

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