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「NIKE MOST WANTED」昨年、“日本代表”として世界と戦ったFW瀧本「世界はやはり違うな、と感じた」

ゲキサカ / 2015年1月28日 7時0分


―セレクションという場で競い合う体験というのは、高校生世代の選手たちにとってどんな意味があると思いますか?
「自分のチーム内でも日々競い合いはあると思いますが、まったく知らない選手たちと少ない枠をかけて競い合うというのは、生半可な気持ちではダメですし、とても成長させてくれる体験だと思います」

―瀧本選手はグローバルファイナル進出の“日本代表”2名に選ばれましたが、自分のどこが評価されたと思いますか?
「ドリブルで縦にいくという自分の持ち味、プレースタイルが、セレクションの最後のフルコートのゲームで発揮できたのがよかったかなと思います」

―グローバルファイナルではイングランドに行きました。とても貴重な体験だったかと思いますが、率直に振り返ってどうですか?
「すごくいい経験をさせてもらったと思っています。周りを見渡したら自分より身体の大きな選手ばかりで、最初はビビったりもしたんですけど、技量的には負けていなかったと思います」

―持ち味は出せましたか?
「うまく出せませんでした。フィジカルの差はだいぶ感じました。どの選手も身体が大きくて強くて、速い。『世界はやはり違うな』と感じましたし、なかなか厳しかったです。評価されている選手も、上手いというより、強い、速い選手だったと思います」

―グローバルファイナルを経て成長した点、あるいは反省点は?
「自分が日本で通用しているところが海外ではまったく通用しなくて、いろいろ考えさせられました。そういう考えを持てるようになったというところが成長した点だと思います。反省点は、自分を出し切れなかったことですね。悔いが残っています」

―そうした経験をして、今どういうふうにサッカーと向き合っていますか?
「グローバルファイナルで出会った選手たちは、自分とサッカーに対する考えも違っていて、人生をかけてあの場に臨んでいた選手もいましたし、自分はまだまだ甘い環境だなと思いました。今の目標はプロ選手になることですが、あの場で全然通用しなかったので、当時の悔しさ、反省点を日々感じながら練習に取り組んでいます。世界を知れたことが、今のトレーニングに活きていると思いますし、練習中もたまにあの時のことを思い出して、『ここで通用しても、あっちでは通用しない』、という気持ちでやっています」

(取材協力 NIKE JAPAN)

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