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「またあの舞台に行こう」選手権準Vからスタート切った新生・前橋育英、群馬新人戦決勝進出

ゲキサカ / 2015年2月1日 7時41分

「またあの舞台に行こう」選手権準Vからスタート切った新生・前橋育英、群馬新人戦決勝進出

[1.31 群馬県高校新人大会準決勝 前橋育英高 2-0 常磐高 前橋育英高高崎G]

 平成26年度群馬県高校サッカー新人大会は1月31日に準決勝を行い、全国高校選手権準優勝の前橋育英高はFW野口竜彦とMF金子拓郎(ともに2年)のゴールによって常磐高に2-0で勝利。2月1日の決勝で桐生一高と戦う。

「チームは時間かかりますね」。前橋育英の山田耕介監督は試合後、厳しい表情で口にした。そして「リズムが全くないでしょう。ドリブル、ドリブル、そうなっちゃうと相手のツボですよね。ポン、ポンと繋いで逆サイドへというようなコンビネーションが全くない。(ボールを持ちたがる選手が多いが)サッカーはボールを持って、持ってじゃないから。そのためには判断が必要になってくる。今のところ全くないですよね」と指摘。日本一まであと一歩に迫った選手権決勝から約3週間。新チームは走り込み中心のトレーニングで攻守の連係を深めることはほとんどやってこなかった。この日は選手権でも存在感を見せたMF横澤航平(2年)や金子、右SB外林樹(2年)らが局面をドリブルで打開するシーンは何度も見られたが、MF尾ノ上幸生(2年)とMF大塚諒(1年)の14年国体準優勝ボランチコンビから展開を変えたり、連係で崩すようなシーンはわずか。単独での仕掛けや、一発狙いの背後へのボールで奪われるなど、いい面をほとんど出せなかった。

 昨夏の総体予選決勝でも対戦した常磐は地力のある好チーム。佐藤樹生(2年)を中心に五十畑翔と五十畑凌(ともに2年)らが構える5バックやMF奥山徳弘(2年)、MF副田健一郎(2年)が前線に入ってくるボールをしっかりと潰していた。そしてスピードのあるFW柿沼弘樹(1年)が仕掛ける常磐は、前半5分に右サイドを強引に突破した柿沼がPAのこぼれ球に反応して左足シュートを打ちこむ。だが、前橋育英はスピードに乗ったドリブルでDFを置き去りにする外林や高いボールスキルを発揮した金子が右サイドから簡単に相手ゴール前までボールを運んでしまう。19分には右サイドから仕掛けた金子が左足シュート。21分には右ロングスローから野口が強引にシュートへ持ち込んだ。また8分には左SB渋谷由馬(2年)が、29分には金子がいずれも連係から左サイドを抜け出して決定機を迎えたが、全体的に攻撃は単発。積極的なディフェンスに加えて球際も強さを見せる常磐に上手く守られてしまっていた。

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