[MOM1323]東福岡MF中村健人(2年)_貪欲に成長誓う“赤い彗星”の新10番
ゲキサカ / 2015年2月16日 6時16分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[2.15 九州新人大会準々決勝 東福岡高 3-2 日章学園高 西原町民陸上競技場]
“赤い彗星”こと東福岡高の新10番、MF中村健人(2年)は試合を通して高いスキルと、際の部分での厳しさを示し続けた。日章学園高DF陣も球際で厳しいチェックを見せていたが、赤いユニフォームの10番はボールを失わずにキープし、さばき、また受けて決定的なパスを配球する。1対1の局面では難なく打開し、シュートやパスに持ち込んでいた。後半22分には相手の守りのズレを見逃さずに出したスルーパスでFW餅山大輝の決勝点を演出。加えてトップ下の位置から自陣ゴールライン際まで戻って危険を消し、相手の主軸MF竹脇雄大と激しいマッチアップを繰り広げるなど守備面での貢献度も高かった。
「準々決勝は自分良かったと思います。スルーパスとか特長を出せたと思います」と語った中村だが、準決勝で敗れ、「個人としては得点狙っていたんですけど、得点できなくて。走れたかというと走れていないし、全然満足していない」と首を振った。2試合ともにチームの中心であり続けていたが、準決勝では自身もビッグチャンスを活かすことができずに追いつかれ、PK戦で敗退した。
昨年の10番、MF中島賢星はU-18日本代表に名を連ね、一年間通じて注目される中で成長して横浜FM入りを決めた。トップ下でコンビを組んでいた中島からその10番を受け継いだ中村はその背番号について「重いです」と口にする。語った理想像は全てがハイレベルな選手。「パスもできて、ドリブルもできて、得点もできないと評価されないと思う。(自分は)まだまだだと思う。賢星さんは得点も取っていた」。2年前の10番でU-18日本代表候補、日本高校選抜に選出されたMF松田天馬(現鹿屋体育大)の「パス&ムーブ必ずするし、得点につながる動きとか優れていた」という動きも目標にしながら成長し、重圧を乗り越える。
個人、チームについてまだまだ納得の行くレベルにはない。「これから仕上げていきたい」。この日、1得点2アシストの活躍を見せた餅山やU-17日本代表GK脇野敦至という昨年の経験者たちとともに日々のトレーニングから高めていく。
(取材・文 吉田太郎)
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