[PSM]「最後にうっちゃった」反町監督はクラブ初のJ1挑戦に手応え
ゲキサカ / 2015年2月21日 20時42分
[2.21 PSM 横浜FM0-1松本 日産ス]
今季、J1に初挑戦する松本山雅FCの反町康治監督は後半アディショナルタイムの決勝点で横浜FMを1-0で下した試合を振り返り、「一定の成果を得た」と手応えを口にした。
前半から横浜FMに押し込まれながら粘り強いディフェンスで耐え、ゴールを許さない。チーム全体の献身的な守備は後半に入っても衰えず、むしろ終盤は運動量で相手を凌駕した。
「J2のときからこういう試合をやっている。土俵際で踏ん張って踏ん張って。今日も踏ん張って踏ん張って、最後にうっちゃった試合。相手がつまずいて土俵に転んだのかもしれないけど」
記者会見では冗談をまじえながら語ったが、松本のスタイルはJ2にいた昨季から変わっていない。「外から見ていると泥臭いかもしれないけど、僕らは真剣に、真面目にサッカーに取り組んでいる。それがこういう成果につながったと思う」と胸を張った。
この日は新戦力4人が先発。3バックの中央に岡山から加入したDF後藤圭太、左に京都から加入のDF酒井隆介が入り、前線の3枚も1トップのFWオビナ、シャドーストライカーのMF池元友樹が移籍組だった。
横浜FMを完封した守備陣について指揮官は「悪くない。昨年に比べると、隙がない。クオリティーも上がっている」と高く評価。オビナはまだ体が絞り切れていない印象も受けたが、それでもDF中澤佑二、DF栗原勇蔵という日本を代表するセンターバック相手に体の強さを発揮し、力強いドリブル突破に献身的な守備も見せた。
これには反町監督も「オビナは僕も思ったよりやるなと。実戦型。練習だと全然なのに」と笑ったが、FW船山貴之、FWサビア、FW山本大貴らが抜けた中、新外国人FWに目途が立ったことは大きな収穫だった。
(取材・文 西山紘平)
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