ハロー!プロジェクトフットサルクラブGatas、11年の活動に幕
ゲキサカ / 2015年3月8日 18時22分
アイドルたちが、筋書きのないドラマを戦う。この斬新な感覚が話題を呼び、次々と芸能人女子フットサルチームが誕生する。この日のエキシビジョンマッチにもやってきたASAI RED ROSE、carezza、ミスマガジン、XANADU loves NHC、chakuchaku J.b、FANTASISTA、蹴竹Gといったチームによる「スフィアリーグ」が発足、テレビ中継もされ、専門誌の表紙を女子芸能人フットサル選手が飾ることもあった。
そして最後にもうひとつ。「みんなになでしこJAPAN、女子サッカーを知ってもらえたことが嬉しい」(吉澤キャプテン)。Gatasは「女子サッカーの普及」という役割を負って2003年9月9日に生まれた。それから11年の間に、なでしこJAPANは2011年のドイツW杯で初優勝を成し遂げ、翌年のロンドン五輪で銀メダルを獲得。今や女子サッカーは国民の間に完全に浸透した。さらに2007年にはFリーグ(日本フットサルリーグ)が誕生している。
もちろん当事者たちの努力が結びついた結果だが、その“気運”を盛り上げ実現に貢献したという点で、Gatasの存在感は、じつははかりしれないものがあった。役割は十分すぎるほど果たしたといえる。
「本音で語り合える、家族のような存在」。かつて多くのメンバーがGatasをそう称していたことがある。2006年7月20日の「お台場冒険王」。当時ゴレイロだった紺野あさ美が一時引退する際、メンバー全員がPKを蹴って彼女を送り出した。最後のキッカーはキャプテンの吉澤ひとみ。思いきりシュートを決めると、そのままダッシュで紺野に駆け寄り思いきり抱きしめた。キャプテンシーは人それぞれなれど、「容赦はしないが、仲間を全力で愛す」のが吉澤流キャプテンシーであることを象徴するシーンだった。
「ライブでは『梨華ちゃん、かわいい!』なのに、フットサルでは『石川、走れ!』となる。それが嫌いじゃなかった」(石川梨華)。「他で泣くことはなくても、フットサルで試合に負けると悔しくて泣けた」(藤本美貴)。誰もが容赦ない、でも気持ちをぞんぶんに感じさせてくれたGatas。その功績はこの先も色褪せない。
[写真]セレモニーで笑顔を見せる選手たち。左から藤本美貴、吉澤ひとみ、石川梨華。イベントには柴田あゆみ・是永美記・矢島舞美・岡井千聖・仙石みなみ・古川小夏・佐藤綾乃・佐保明梨・森咲樹・永井沙紀・菅原佳奈枝・矢口めぐみ・尾野里紗も登場した
(取材・文 伊藤亮)
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