[PUMA杯]名古屋が神戸を下して大会3連覇、史上初のシーズン4冠を達成!
ゲキサカ / 2015年3月15日 16時35分
苦しめられた名古屋だが、後半10分にブラジル代表FPセルジーニョが右サイドで仕掛ける。折り返したボールが相手に当たり、再び跳ね返りがセルジーニョに当たると、ボールはゴールマウスを飛び出していた小野寺の逆を突く形でゴールに転がり込んだ。
先制された神戸だが、わずか1分後に追い付く。くさびのボールを受けた渡井の落としを、走り込んだF山元優典がシュート。これが決まって神戸が試合を振り出しに戻した。同13分には右でボールを持った西谷が逆サイドへパス。これがFP森洸に通る。森のシュートは枠を捉えたが、ゴール前に戻った森岡に阻まれた。
引いた相手を崩しにかかる名古屋と、カウンターから勝ち越しゴールを狙う神戸が互いにチャンスをつくり合う。ここで試合を動かしたのはやはりエースだった。左サイドで森と1対1になると左にかわしてシュートコースをつくり、左足を一閃。好セーブを連発してきたGK小野寺もこれを止められず、名古屋が再びリードした。
ビハインドとなった神戸は、FP渡井をゴレイロにしてパワープレーを仕掛ける。しかし18分、名古屋はラファエル・サカイがボールを奪い、森岡にパス。森岡がボールを運び、折り返しをラファエル・サカイがゴールに決めて名古屋がリードを2点に広げた。残り49秒となり、鈴村が右サイドからシュートを放つなど、見せ場をつくった神戸だったが、このまま試合は終了。名古屋がFリーグ、リーグ杯、アジアクラブ選手権と合わせて、史上初の4冠を達成している。
(取材・文 河合拓)
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