和田監督へ恩返し弾の大宮DF河本「取れるかなと思っていた」
ゲキサカ / 2015年3月21日 22時12分
[3.21 J2第3節 大宮2-1京都 NACK]
圧巻の打点の高さだった。1-1で迎えた後半44分、DF渡部大輔がゴール前に放り込んだクロスに、走り込んだDF河本裕之がヘッドで合わせた。ボールを捉えた位置は京都サンガF.C.のDFバヤリッツァの真上。しかし、「あの位置にボールが上がったから、(バヤリッツァは)飛べないかなと思った。自分は走り込める位置だったから」と、河本は競り勝てることを確信していたという。
前節のC大阪戦(1-3)でも、一時は同点となるゴールを決めていた河本は、「取れるかなと思っていた」と、この試合でも得点する予感がしていたと明かす。その根拠については「最初は『取りたいな』と思っていたのが、後半の途中から『取れそうだな』になっただけで、深い理由はありません」と笑ったが、キャリアでも「初めて」という得点の予感を見事に結果に結びつけた。
美しい弾道のゴールについて、渋谷洋樹監督は「河本は神戸時代、現京都の和田監督の下でプレーしていた。恩返し弾じゃないかなと思う」と言い、「高さの部分はJ1クラスだと思う。ヘディングのうまさで、あそこに決められるのはなかなかない。技術的なところは非常に高い」と絶賛した。河本自身は「正直、(あのコースは)狙えてはいないです(笑)。入ると思っていなかった。打てば何かが起こるかなと思っていた」と、捉えた瞬間の気持ちを率直に明かしたが、このセットプレーは今後も大きな武器となりそうだ。
2ゴールを挙げてチーム内得点王となっている河本だが、その地位にこだわりはない。「今日も1失点しているので、そっちを抑えたい」と、完封へのこだわりを見せて「チャンスは多くつくれているから、これから攻撃陣も点を取ってくれると思う」と、チームメイトへの期待感を口にした。
(取材・文 河合拓)
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