FW宇佐美の代表復帰弾などで、G大阪が甲府からリーグ戦初勝利を挙げる

　後半17分には中盤でボールを奪うと、パトリックのキープからオーバーラップした倉田がボールを受けてクロスを放り込む。これに宇佐美が合わせたが、ミートしきれず。それでもボールに流れた先にいた阿部が左足で豪快にボールをゴールに蹴り込み、G大阪が1点をリードした。さらに19分にもG大阪はパトリックが落としたボールを阿部浩が宇佐美につなぐと、宇佐美がDFをかわして右足を一閃。強烈なシュートがゴールに決まり、G大阪がリードを2点に広げた。

　G大阪は攻撃の手を緩めない。後半22分、宇佐美からの縦パスをパトリックが最終ラインの裏で受けて一気にゴールを目指す。GKと1対1の状況でシュートを放ったが、ゴール右に外してしまった。同26分にはMF遠藤保仁のCKから今野がヘッドでゴールを狙うが、クロスバーの上を越えて行った。

　後半に入って防戦一方だった甲府は28分、途中出場のMF橋爪勇樹が相手DFのクリアーボールを拾って左足でシュートしたが、ゴール左に外してしまう。同38分に甲府は最後の交代枠を使い、FW伊東純也をピッチに送り出す。同40分には左サイドから攻撃を組み立てた阿部翔が倒されて、甲府がFKを獲得。アドリアーノが直接ゴールを狙ったが、クロスバーを越えた。このまま2-0でG大阪が勝利し、3節を終えて1勝1分1敗としている。

(取材・文　河合拓)