[UAチャレンジカップ]激しいメンバー争いの中で各選手がアピール、佐野日大が6発勝利で連覇へ王手
ゲキサカ / 2015年3月25日 4時47分
[3.24 UAチャレンジカップ準決勝 佐野日大高 6-0 秋田商高 富士緑の休暇村]
日韓の強豪8チームが優勝を争う「第7回アンダーアーマーチャレンジカップ2015 SPRING」は24日午後、準決勝を行い、前回優勝の佐野日大高(栃木)が6-0で秋田商高(秋田)に快勝。25日に行われる決勝進出を決めた。
午前中の予選リーグ最終節を劇的な形で制して勝ち上がってきた秋田商を佐野日大が6発で沈めた。前半、佐野日大は右サイドを突いたMF岡田慎太郎(新3年)のアシストからMF加藤亮太(新3年)が相手のファウルを受けながらも左足でゴールを破って先制。さらにFW末岡北都(新3年)が抜け出しから自ら放ったシュートのこぼれ球を押し込んで2-0とした。
前半を2点ビハインドで折り返した秋田商は後半、予選リーグ最終節で流れを変えたMF伊藤岳歩(新2年)を投入。交代出場の右SB石川巧(新3年)のラストパスからFW加藤敏明(新2年)が右足を振り抜き、MF山本隼主将(新3年)がミドルシュートを打ち込むなどチャンスをつくっていた。それでもチャンスで細かいミスが出てしまうなど、この試合では1点が遠い。
一方で今大会、交代選手含めてピッチに出てくる選手が次々とアピールしていく佐野日大は後半5分に岡田が右足シュートを叩き込むと、8分にもMF小矢島成輝(新3年)の縦パスから絶妙なターンで抜け出したFW長崎達也(新2年)が右足でゴール。その後もボランチの位置からドリブルでDF間へ割って入るMF小野智史主将(新3年)のチャンスメークなどからFW青木佑都(新3年)が2ゴールを奪い、快勝で連覇に王手をかけた。
今大会は23人体制でアンダーアーマーチャレンジカップに臨んでいる佐野日大。だが、栃木にもレギュラー争いに食い込む選手たちが残っており、トップチーム、先発を懸けた争いは昨年以上に激しい。海老沼秀樹コーチは「まだレギュラー決まっていない状況。こっちに来ているから安心できないというのがあると思います。『どんどん下から入れ替えたりはしていくよ』と選手たちには話している」というが、その中で刺激を受けた選手たちの奮闘が光っている。小野は「全員がスタメンを争っている感じなのでいい雰囲気でできていると思います。(レギュラーを懸けた)争いが激しいですね。去年よりも激しいかなと思います」。それぞれが、高い意識を持って今大会で成長しようとする意欲がある。
それでも課題はある。海老沼コーチは「前の試合も簡単なミスで失点してしまった。きちんとした準備をしていれば失点は防げるケースが多い。基本的なことをサボらないでできればいいけれど、まだまだ甘いところがある。苦しい時に『まあ、いっか』となってあと5m動けることができていない。そこが大きな差になってくる」と指摘。遠征組は課題を共有して、改善していくことができるか。小野は「決勝も点取ってなおかつ無失点で勝てれば次に進める」。昨年のアンダーアーマーチャレンジカップ優勝を関東大会準優勝などに繋げた佐野日大が彦南高との決勝でもそれぞれがアピールして、成長して大会を終える。
[写真]末岡のゴールを喜ぶ佐野日大
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
第7回アンダーアーマーチャレンジカップ2015 SPRING
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