“リアリスト”ハリル監督との共鳴を強調する内田
ゲキサカ / 2015年3月28日 6時20分
[3.27 キリンチャレンジ杯 日本2-0チュニジア 大銀ド]
「俺は“守ってもいい”と、ずっと思っていた。汚いプレーだってたまには、と思うし、俺もよくやっている。良い悪いは別にして、勝ちに徹してやるというのはやっぱり大事だと思う」
右膝痛の影響でアジア杯を辞退し、所属するシャルケでもここ数試合はベンチ入りしながら出場機会のなかったDF内田篤人の招集について、バヒド・ハリルホジッチ監督は「今、どんな状態かを知るためにも話していきたい。我々と一緒にいてもらって、我々の目的を彼らにも知ってもらわないといけない。コミュニケーションを取るためにも呼びたい」と話していた。
チュニジア戦後に内田が話した中身からすれば、指揮官の所期の目的は十分に達成できたようだ。勝ちにこだわる姿を打ち出すハリルホジッチ監督について聞かれた内田は「合うね」と即答した。そして、「合うというか、勝ちに徹するというか、そういう部分は共感する部分がある」と、相づちを打つように言葉を継いだ。
合宿が始まってから数日間で行った数多くのミーティングで、指揮官は「スタートで勝つ」ということを何度も何度も重ねて言った。球際の強さや声出し、闘争心、テクニックはもちろんのこと、勝つためには狡猾さも必要なのだと説いた。ブンデスリーガや欧州CLでリアルに戦う内田に、その言葉が響いたのだ。
「どうしても代表というのはクリーンな戦い方で、教科書どおりの指導者を求めるという感じになる。だけど、そういうのではなく、勝つためにはPKを誘いに行ってもいいんじゃないかと思う。良い悪いというのは別として、勝ちに徹するのは大事。ズル賢さもそう」
初陣で勝利を収めたことについては「大事だと思う」と評した。次はW杯アジア予選でも対戦する可能性のあるウズベキスタンとの親善試合が待っている。「もちろん2つ勝って終わりたい。試合をやるからには常に負けたくないし、圧倒もしたい」
勝ってこそのプロサッカーであり、勝たなければ次がないのもプロサッカー。指揮官が示す哲学に我が意を得た内田の口調は熱を帯びていた。
(取材・文 矢内由美子)
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