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ドイツで世界と戦う「adidas UEFA Young Champions」“日本代表”、まず2名が決定!!

ゲキサカ / 2015年3月28日 15時44分

 一方の鱧谷は味方を動かす守りと、ボールを奪い取る部分などで高い評価を獲得したが「プレーの面もテクニックの面でもあまり出せていなかった。あんまり喜べないです」と決勝で敗れたことを悔やんでいた。チームの代表として戦った試合での敗戦を反省。表彰式後もなかなか切り替えることができていなかった。それでも「セットプレーでも得点が取れて、守備でもハードワークして貢献できる選手」という目標を持つ鱧谷は、「日本との選手との違いみたいなところを感じたいです。選ばれたからには頑張ってきたいと思います」と世界で将来に繋がる経験を積んでくるつもりだ。

 今回チャンスを掴んだのは2人だったが、セルジオ氏は選ばれなかった選手たちのこれからに期待する。「大会で優勝したいとか、きょうはモチベーションがあったと思うけれど、そういう時だけじゃなくて、日ごろの練習でも強い気持ちを持って欲しい。何かオレら一番になるんだ、何かで誰にも負けないんだというね。(大会などの副賞で)何かもらえるからそういうモチベーションを持つのではなくて、(サッカーを)やる喜び。毎日夢を持ちながら、いずれ自分がみんなよりも凄いものがもらえるんだという気持ちで(日ごろから)やってほしいと思います」。大会に出た時だけではなく、日ごろの努力が重要というメッセージだった。関東大会は4月2日に行われる。ここでライバルたち以上のアピールをした4選手が新たに世界切符を獲得するが、そのためだけではなく、日ごろからの「頑張り」が選手たちを次のステージへ導く。

[写真]“日本代表”として世界に臨む滝川二MF大矢(左から3人目)と興國CB鱧谷(左から2人目)、優勝チーム監督として「adidas UEFA Young Champions 2015」世界大会で指揮する権利を獲得した滝川二の藤森コーチ(右端)、そしてセルジオ越後氏(左端)

(取材・文 吉田太郎)

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