交通事故で選手生命断たれた22歳の奮闘…かつての所属クラブ再建に乗り出す
ゲキサカ / 2015年4月2日 12時32分
イングランドの22歳の若者の奮闘が、英メディアによって伝えられた。
『メトロ』によると、22歳のジョージ・ドウェル氏はかつて、イングランド南部の地方都市ワージングにあるワージングFCのユースクラブに所属していた。そんな彼を5年前、悲劇が襲った。交通事故に巻き込まれたのだ。10か月の入院生活。下半身不随。サッカー選手になる夢は、一瞬で断たれてしまった。
しかし、彼は前向きだった。リハビリに励む毎日を送りながら、クラブ経営に着手。ワージング・ボロという新しいクラブチームを設立した。「ワージング・ボロを始めたのは、サッカー界に貢献するための最初のステップさ」。
そんな折、かつてプレーしたワージングFCが経営難であることを伝え聞いた。「間違いなくこれはやりたかったことだ。僕が今までプレーしていたクラブだし、サッカーというのは僕の情熱そのものだからね」。一気に盛り上がった彼の気持ちを止める人間はいない。クラブディレクターのイアン・ハート氏とともに現在のオーナーに働きかけて、経営権も獲得した。
「事故が起きてしまったせいで、4年間やっていたサッカーやチームメイトと離れなければならなくなってしまった。だけど僕がクラブチームを作るよといったら、皆僕のところに来て僕のためにプレーしてくれるよって言ってくれたんだ」
そう言って笑顔を見せる22歳。ただ経営手腕は確かなようで、ワージング・ボロは先日、ウェスト・サセックス・リーグの初優勝を決めたという。
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