注目MF古屋のSB起用でさらなる強さ、プレミア開幕控えた市立船橋が7発快勝:船橋招待U-18大会
ゲキサカ / 2015年4月2日 5時1分
[4.1 船橋招待U-18大会 山形ユース 1-7 市立船橋高 グラスポ]
第20回船橋招待U-18サッカー大会最終日の1日、プレミアリーグ勢の市立船橋高(千葉)がモンテディオ山形ユース(山形)に7-1で快勝。12日にプレミアリーグEAST開幕戦を控える市立船橋は試合後、フランス遠征へ出発した。
昨年、フィニッシャーとしての才能も発揮していた注目MF古屋誠志郎と新2年生の真瀬拓海をSBとして起用する新布陣。ホストチームとして船橋招待U-18大会を戦った市立船橋は10人での戦いを強いられた矢板中央高戦で逆転負けして優勝を逃したが、最終戦を7ゴールの大勝で終えた。
市立船橋は前半10分、MF原輝綺の縦パスから絶妙なターンでDFを置き去りにしたFW永藤歩が先制ゴール。13分には右サイドを突いた永藤の折り返しをMF太田貴也が右足で沈めて2-0とする。さらに28分にはワンツーで抜け出したMF高宇洋が右足で加点。GKのミスから山形ユースFW高橋潤哉にゴールを奪われた市立船橋だったが、43分にMF工藤友暉の右CKからCB杉岡大暉が頭で決めると、後半にも永藤、工藤、そして交代出場のMF下村司が得点して白星をおさめた。
昨年からの主力を半数以上残し、選手権やプレミアリーグでの優勝を目指す市立船橋の注目ポイントは古屋のSB起用だろう。朝岡隆蔵監督はその献身性、やるべきことを必ずやり遂げる古屋を信頼。古屋がSBとしてプレーすることによって「チームの強さを引き出している」と分析する。3月20日から22日まで開催された全国高校サッカー選抜大垣大会から古屋をSBでテスト。指揮官が「求めたことを理解してすぐにできてしまう」という古屋はこの日もポジショニングについてひとつ指摘されるとすぐに理解して実行し、またチームのクオリティを引き上げていた。
昨年、1トップのシャドーのポジションで攻撃力を発揮するとともに、幅広い動きで1ボランチの横のスペースなどを埋めていた古屋は新たに挑戦するポジションについて「いい意味でポジションにこだわりはないです」と前向きにとらえている。「(SBでは)タイミング良く上がったり、走ったりすることを求められている。その点は誰にも負けないように意識している」
この日も右サイドで安定したボールコントロールと走力、献身性を見せた古屋は中盤との連係で味方を活かし、またチャンスと見るや敵陣のゴールライン際まで攻め上がって決定的な仕事もしてのけた。3バックへシフトする準備もされている市立船橋だけに、シーズンの中でよりベストな戦い方を見出していくだろうが、現段階では守備力も高い古屋と真瀬の両SBはチーム躍進のポイントのひとつになりそうだ。
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