[プレミアリーグEAST]市立船橋、フランス遠征の課題生かして札幌U-18に勝利
ゲキサカ / 2015年4月13日 17時35分
[4.12 高円宮杯プレミアリーグEAST第1節 市立船橋高 1-0 札幌U-18 味スタ西]
要所を締める、市立船橋らしい勝ち方だった。高円宮杯U-18サッカーリーグプレミアリーグEAST第1節は12日に第2日を行い、味の素スタジアム西競技場で行われた第1試合では、市立船橋高(千葉)が1-0でコンサドーレ札幌U-18(北海道)を下した。
市立船橋は、中盤の底にダブルボランチを据えた4-3-3、札幌U-18は、2年生レフティーの菅大輝と徳田勘太が前線で2トップを組む4-4-2で試合をスタートした。序盤から押し込んだのは市立船橋だったが、攻撃が中央突破に偏り、なかなか決定機を作り出せなかった。一方の札幌U-18は、前半24分にMF杉山雄太が絶妙なループパスを前線に送り、抜け出したMF久保田成悟がPA内で倒される決定的なシーンがあったが、判定はノーファウルだった。市立船橋が押し込み、前半の終わりごろには立て続けにセットプレーで襲い掛かったが得点は生まれず、前半は0-0で折り返した。
後半に入ると、札幌は中央の守備を強化。四方田修平監督は「前半、守備陣は頑張っていたけど怖い部分はあったので、相手の前線の選手に前を向いてやられないように意識させた。それで、相手も攻めあぐねてきた感じがあった。良い形でボールを奪って杉山、菅というところで決まっていれば良かったのだけど……」と狙いを話した。
一方の市立船橋は、中央突破へのこだわりから徐々に変化。右の真瀬拓海、左の古屋誠志郎の両SBが攻撃参加を繰り返し、サイド攻撃で好機を演出した。後半22分、中央から右へと展開し、前半途中から投入されたMF工藤友暉が右足でクロスを送ると、ボールは、それまで冷静に対応していた札幌U-18の1年生GK櫻庭立樹の頭上を越えてゴールネットを揺らした。サイドからドリブル突破などで存在感を示していた工藤は「強いボールを送ろうと思ったけど、弱くなってしまった。蹴った瞬間はダメかなと思ったけど、ゴールを見たら入っていた」と、意表を突いた“シュータリング”による決勝点を振り返った。
札幌U-18は、後半27分に左DF本塚聖也のアーリークロスに菅がヘディングで合わせるなど反撃を見せ始めたが、市立船橋は主将を務めるボランチの椎橋慧也が「前からハメろ」と声をかけて、守備の圧力を強化。相手のペースになりかける場面で手綱を締め、1-0できっちりと勝ち切った。
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