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海自下総、逆転勝利で15年ぶりの決勝進出:全国自衛隊サッカー大会

ゲキサカ / 2015年4月25日 22時9分

海自下総、逆転勝利で15年ぶりの決勝進出:全国自衛隊サッカー大会

[4.25 全国自衛隊サッカー大会準決勝 海自下総 4-2 陸自習志野 駒沢補助]

 第49回全国自衛隊サッカー大会は25日に駒沢オリンピック公園補助競技場で準決勝を行い、第1試合では昨年4位の海自下総が4-2で昨年2位の陸自習志野を下して15年ぶりの決勝進出を決めた。勝った海自下総は、翌26日に味の素フィールド西が丘で行われる決勝戦で前回王者の海自厚木マーカスと対戦し、25年ぶり12度目の優勝を狙う。

 総合力で上回る海自下総だったが、準決勝は2年連続の決勝進出を狙う陸自習志野に苦しめられた。序盤からボールを支配してサイドから攻め込んだが、先制点を奪われた。前半23分、陸自習志野は中央突破から1トップの小沼拓矢(士長・桃山学院大出身)が前を向いて左にドリブルで流れ、ゴール前へ横パス。待ち受けたMF宮田瑞穂(2曹・幸手高出身)がきっちりと合わせて1チャンスを物にした。

 海自下総はすぐさまサイド攻撃の圧力を強め、前半25分に左からのクロスをFW室田悠貴(士長・市立柏高出身)がヘディングで合わせ、わずか2分で試合を振り出しに戻した。その後も海自下総のペースで試合は進んだが、主将の今岡和夫(士長・大社高出身)を中心とする手堅い守備を崩しきれず、逆襲を受けた。陸自習志野は前半終了間際に右からのクロスをFW小沼拓が打点の高いヘッドでゴールへたたき込み、再びリードを奪った。陸自習志野は、セカンドボールや最終ラインからのパスをMF鳥海康暉(士長・総和高出身)が次々に回収し、ダブルボランチを組むMF敦谷高大(士長・札幌大出身)が的確に配球。また前線へのハイボールをFW小沼拓が競り勝つことで、少ないチャンスを効率よくシュートへ結び付けた。

 一方、試合を優位に進めながらリードを許す不本意な展開となった海自下総は、後半から運動量を上げて応戦。前線の選手がポジションを下げて守備や攻撃の組み立てに参加することで中盤を圧倒すると、攻撃が活性化した。後半11分、左サイドを縦に抜けたFW伊藤拓馬(1士・中央学院大出身)がPA内で倒されてPKを獲得。これをDF高屋剛(3曹・三本木高出身)が決めて同点に追いついた。少ないチャンスを決めてきた陸自習志野にとっては、痛恨の失点となった。後半16分、海自下総は相手守備ラインの背後に抜け出たMF木村晋作(1士・新潟経営大出身)がGKを抜いて追加点を流し込むと、その後は余裕を得た海自下総の一方的なペース。試合終了間際には途中出場の椛沢鉄平(3曹・日本航空高)がダメ押しの4点目を奪い、勝利を決定付けた。

 海自下総の主将を務めるMF鈴木徹(3曹・中央学院大出身)は「この2年、準決勝で負けているので、ようやく来た。千葉県1部のリーグで戦って来て、先に取られても逆転できる力が付いてきている。その力を発揮できて良かった。今のメンバーは、決勝戦は初めて。若いチームなので雰囲気に呑まれるのではなく、勢いでいけるように準備したい」と悲願のタイトル奪取にかける意気込みを語った。なお、敗れた陸自習志野は翌26日に決勝戦の前に行われる3位決定戦で海自厚木なかよしと対戦する。大会の上位3位は、次回大会の全国大会出場権(地区予選免除)が与えられる。

[写真]ダメ押しの4点目を奪った、海自下総のFW椛沢鉄平(3曹・日本航空高出身)

(取材・文 平野貴也)

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