“いける”と思ったが…名古屋FW小屋松「西川さんとの差を感じた」
ゲキサカ / 2015年4月26日 0時56分
[4.25 J1第1ステージ第7節 浦和 2-1 名古屋 埼スタ]
「正直、いけると思った」。本人がそう思ったように、スタジアムに詰め掛けた観衆の多くも、そう思ったかもしれない。しかし、名古屋グランパスFW小屋松知哉は訪れた好機で、シュートまで持ち込むことができずに唇を噛むことになった。
0-1と浦和にリードを許して迎えた後半開始から、小屋松はピッチに送り込まれた。「守備の時間が多くなっていたし、あまり攻撃に出ていけていなかった」とベンチから眺めていた前半の印象を語ると、「攻撃に推進力を出すために、裏のスペースを有効利用できればと考えていました」と自らの役割を果たそうとしていた。
そして迎えた後半6分、小屋松が魅せる。相手CKの場面からカウンターの急先鋒となると、敵陣へと大きくボールを蹴り出して相手選手を一気に置き去りにする。GK西川周作が簡単には飛び出せない絶妙な位置にボールは転がり、スピードに乗った小屋松がボールに向かって走り出した。
ここで背番号22がボールに到達すれば、名古屋は大きなチャンスを迎えることとなったが、先にボールに触ったのは勇気を持って飛び出した西川だった。スライディングでのクリアに遭い、小屋松は大きなチャンスを逃すこととなった。
「正直、いけると思いました。ボールを前に出したときに西川さんが下がったのが見えたので、ちょっとスピードを落としてファーストタッチに意識が向いてしまいました。そのタイミングで、西川さんが飛び出してきたので奪われてしまった。日本代表選手との経験の差を感じましたね」
プロ1年目となった昨季はリーグデビュー戦で負傷し、わずか1試合の出場に止まった。しかし、本人は「辛かったのは確かですが、いい経験だったと捉えています」と前向きに語る。そして、負傷から復帰した今季は開幕スタメンを飾ると、その試合でJ初得点をマーク。浦和戦を含めて全7試合に出場し、先発も4試合を数えている。
飛躍のときを迎えようとしているが、「もっと結果を残さないといけません」と声を強めた。「チームの勝利を第一に考えながらも、やっぱり得点がほしいです。プロとしての役割を果たしていきたい」。かつて高校選手権で脚光を浴びたアタッカーは、プロサッカー選手として結果を追い求める。
(取材・文 折戸岳彦)▼関連リンク
[J1]第1ステージ第7節1日目 スコア速報
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
降格圏と3差…川崎はなぜ勝てない? 「内容がいいから難しい」“幻弾”FW実感のジレンマ【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年7月20日 15時30分
-
浦和の新戦力デビューも…降格圏の京都攻略ならず 決定機生かせず今季初スコアレスドロー
FOOTBALL ZONE / 2024年7月14日 20時34分
-
浦和、監督が「前線で非常に好調」と期待する選手は? 新たな離脱者も…新戦力ら計6人の起用可能
FOOTBALL ZONE / 2024年7月12日 20時30分
-
浦和が目指すべき“大人のチーム” 終盤失点→逆転負けを喫した「2つの要因」…指揮官「学ばないと」
FOOTBALL ZONE / 2024年7月7日 15時30分
-
浦和MF堀内陽太が埼スタJ1デビュー! 19歳の決意表明「中心選手になれるように気合を入れて頑張っていきたい」
ゲキサカ / 2024年7月2日 23時17分
ランキング
-
1【バスケ男子】日本 歴史的1勝スルリ…延長死闘の末に敗れ連敗 河村「自分の責任」 八村が痛恨退場
スポニチアネックス / 2024年7月31日 2時18分
-
2男子81キロ級・永瀬貴規が連覇!「まだ信じきれてないです」群雄割拠の階級で五輪史上初の2大会連続金メダル…パリ五輪
スポーツ報知 / 2024年7月31日 0時47分
-
3競泳800Mリレーで珍事…日本とイスラエルが8位同着で決勝へ スイムオフは免れ、松元「ドキドキ」…パリ五輪
スポーツ報知 / 2024年7月30日 21時23分
-
4【バスケ男子】河村 チーム最多の29得点も悔しい敗戦…「自分のコントロールミスで…勝てる試合だった」
スポニチアネックス / 2024年7月31日 2時32分
-
5宮田笙子にもらったヘアピンを飾り、体操女子は4人体制で決勝8位 牛奥小羽「気持ちは5人」…パリ五輪
スポーツ報知 / 2024年7月31日 5時8分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください