[DFB杯]ドルトムントが死闘制し決勝へ、バイエルンはPK戦4人連続失敗で3冠夢散…
ゲキサカ / 2015年4月29日 6時38分
MFヤクブ・ブラスチコフスキの浮き球のパスに反応したムヒタリアンがワンタッチで左クロス。これにファーサイドから走り込んだFWピエール・エメリク・オーバメヤンがスライディングしながら右足で合わせた。GKマヌエル・ノイアーはゴールマウス内から必死にかき出したが、シュートはすでにゴールラインを越えており、ゴールの判定。試合は1-1の振り出しに戻った。
同点に追いつかれたバイエルンにさらなるアクシデントが襲う。後半39分、途中出場したばかりのロッベンが左足を痛め、そのままMFマリオ・ゲッツェと交代。1-1の同点で90分間を終え、試合は延長戦にもつれ込んだ。延長前半は再びバイエルンがペースをつかむが、勝ち越しゴールは生まれない。延長前半12分、MFシャビ・アロンソのFKにMFバスティアン・シュバインシュタイガーがフリーで合わせたが、ヘディングシュートはクロスバーを越えた。
ドルトムントは途中出場のMFケビン・カンプルが延長後半3分に2枚目の警告で退場。残り時間、10人での戦いを強いられた。バイエルンは延長後半9分、DFイェロメ・ボアテングの左クロスにシュバインシュタイガーが飛び込むが、GKミチェル・ランゲラクがビッグセーブ。10人のドルトムントがバイエルンの猛攻に耐え抜き、1-1のままPK戦に突入した。
先攻のバイエルンは1人目のMFフィリップ・ラーム、2人目のシャビ・アロンソが立て続けに軸足を滑らせ、ゴールの枠を外す連続失敗。後攻のドルトムントは1人目のMFイルカイ・ギュンドガン、2人目のMFセバスティアン・ケールがともにノイアーの逆を突き、2-0とリードした。
バイエルンは3人目のゲッツェがランゲラクのセーブに遭い、あとがなくなるが、ノイアーがドルトムント3人目のDFマッツ・フンメルスのキックを弾き出す。ところが、バイエルンは4人目のキッカーを務めたノイアーがクロスバーに当ててしまい、PK0-2で敗退が決定。4人のキッカー全員が失敗するまさかの幕切れで、欧州CLを含めた3冠の可能性が消滅した。
ドルトムントは今季限りで退任するユルゲン・クロップ監督の花道を飾るタイトル獲得に王手。準決勝もう1試合は明日29日にビーレフェルト(3部)とボルフスブルクが対戦し、決勝は5月30日にベルリンのオリンピアシュタディオンで開催される。
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