後半3発で逆転のチェルシーが5年ぶりリーグ制覇に王手

[4.29 プレミアリーグ第27節 レスター・シティ1-3チェルシー]

　プレミアリーグは29日、延期されていた第27節の1試合を行い、首位のチェルシーがアウェーでレスター・シティと対戦した。前半終了間際に先制されたチェルシーだったが、後半に3ゴールを挙げて逆転。チェルシーは、あと1勝するか、もしくは1試合消化試合の少ないアーセナルが1敗を喫した時点で、5年ぶりのリーグ優勝が決まる。

　先発にGKペトル・チェフ、FWディディエ・ドログバを起用したチェルシーは、シュートまで持ち込むことができない。レスター・シティは前半20分までに2人の負傷者が出て、交代カードを切らざるを得なくなったが、前半のアディショナルタイムにMFマーク・マルブライトンが先制点を決める。

　前半シュートゼロに終わったチェルシーだが、後半に入るとすぐに反撃に出る。後半開始からわずか3分、DFブラニスラフ・イバノビッチの折り返しからドログバがゴールを決めて、試合を振り出しに戻す。試合をイーブンに戻したチェルシーは、その後もMFセスク・ファブレガスのスルーパスからFWディディエ・ドログバがゴールを狙うなど好機をつくったが、得点は挙げられない。

　それでも、後半34分にはセスクのCKをDFガリー・ケーヒルがヘッドで捉える。GKが弾いてこぼれたボールを詰めていたDFジョン・テリーがゴールに押し込み、逆転に成功。さらに、その4分後にもセスクのパスからMFラミレスがゴールネットを揺らし、勝利を決定的にした。

　その後、選手交代などで時間を使いながら試合を進めたチェルシーが、3-1で逆転勝利。残り4試合で1勝すれば、5年ぶりのリーグ制覇が決まることとなった。
▼関連リンク
プレミアリーグ2014-15特集