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[プリンスリーグ関東]先輩たちの映像から学んだ戦う姿勢、山梨学院が無敗の首位・浦和ユース撃破

ゲキサカ / 2015年5月13日 6時45分

[プリンスリーグ関東]先輩たちの映像から学んだ戦う姿勢、山梨学院が無敗の首位・浦和ユース撃破

[5.9 高円宮杯プリンスリーグ関東第6節 浦和ユース 1-2 山梨学院高 埼玉スタジアム第3G]

 高円宮杯U-18サッカーリーグ2015 プリンスリーグ関東は9日、第6節1日目の浦和レッズユース(埼玉)対山梨学院高(山梨)戦を行い、ここまで1勝4敗と苦戦していた山梨学院が無敗で首位の浦和を2-1で撃破。今季2勝目を挙げた。

 ここまで4勝1分で首位を走る浦和を山梨学院が止めた。後半はほぼ一方的に攻められる展開。自陣で再三FKを与え、セカンドボールも拾うことができずに何度もクロスやロングボールを放り込まれた。それでも怪我の186cmCB中山裕己哉(3年)に代わってプリンスリーグ初先発となった183cmCB纐纈大雅(3年)が空中戦で期待に応え、こぼれたボールはCB大沼士恭主将(3年)たちが集中力高い動きでクリアして行く。同じくプリンスリーグ初先発となったGK三枝慎弥(3年)のキャッチングも最後まで安定。試合終了の笛が鳴り響くと、浦和の強烈なプレッシャーから開放された山梨学院イレブンは抱擁を繰り返して喜びを分かち合った。

 試合は前半3分、MF影森右京(3年)のスルーパスから浦和MF伊藤敦樹(2年)が決定的な右足シュート。これを三枝の好守で阻んだ山梨学院は逆に6分、敵陣でMF阿部優澄(3年)がボールを奪い返すと、FW渡辺太一(3年)の左クロスからファーサイドのFW五百蔵準(3年)がポスト直撃のシュートを放つ。互いにミスが見られるなどやや落ち着かない立ち上がりの中、浦和が先制点を奪う。9分、CB小木曽佑太(3年)の縦パスで相手の最終ラインをブレイクしたFW松澤彰主将(3年)が飛び出してきたGKをチップキックでかわし、頭で先制ゴールを押し込んだ。

 その後、ゲームをコントロールしながら、左SB堀内千寛(3年)の攻撃参加を交えて攻める浦和だったが、17分にポゼッションでミス。抜群のスピードを活かしたプレッシングと突破や球際での頑張りなど、この日、山梨学院の最前線で獅子奮迅の動きを見せていたFW前田大然(3年)がこれをインターセプトしてそのまま左足でゴールへ流し込む。「自分は結構CBとか、GKを追いかけて、かっさらって点取るというのを持ち味にしているので、それを狙っていた。たまたまGKがミスしてくれて良かった」という前田の貴重なゴールで1-1となった。

 この後、山梨学院は今年のチームの特長である高速3トップが攻守両面で存在感を放つ。22分には中盤のキーマン、MF酒井健(3年)が左サイドへ展開。渡辺が縦への仕掛けでDFを外してクロスを入れると、ニアサイドへ飛び込んだ10番MF阿部が勝ち越しゴールを突き刺した。その後も酒井やコンタクトで強さを発揮するMF塚田士文(3年)を起点にスペースを突く攻撃。また、前田が相手DFのキックをチャージして独走するなど、前線からの守備が利いていた山梨学院は相手にPAまで攻め返されるシーンも多かったが、反応速いカバーリングと空中戦の奮闘光る纐纈や大沼、右SB佐藤公介(3年)、左SB吉浜颯(3年)がゴール前で辛抱強い守りを続けて行く。

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