ドルトムントはポカール決勝前哨戦に敗れる…クロップ退任表明後初黒星
ゲキサカ / 2015年5月17日 1時11分
[5.16 ブンデスリーガ第33節 ボルフスブルク2-1ドルトムント]
ブンデスリーガは16日、第33節を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でボルフスブルクと対戦し、1-2で敗れた。香川はトップ下で先発したが、無得点のまま後半25分に交代。チームも5試合ぶりの敗戦で、ユルゲン・クロップ監督の退任発表後、初黒星を喫した。
30日に行われるDFBポカール決勝でも対戦する両チームによる前哨戦。試合開始わずか1分、ボルフスブルクはMFケビン・デ・ブルイネの左クロスをMFダニエル・カリジウリが右足で流し込み、いきなり先制点を奪った。
立ち上がり早々に失点したドルトムントだが、前半10分、PA内でMFケビン・カンプルがGKに倒され、PKを獲得。これをFWピエール・エメリク・オーバメヤンがゴール左に決め、1-1の同点に追いついた。
しかし、試合はホームのボルフスブルクが主導権を握る。前半18分、デ・ブルイネのスルーパスにFWバス・ドストが抜け出すが、シュートは精度を欠き、枠外。同30分にもGKからのロングフィードを受けたデ・ブルイネが絶妙なスルーパスを通し、ドストが決定機を迎えたが、シュートはGKミチェル・ランゲラクが弾き出した。
ドルトムントも前半36分、MFヘンリク・ムヒタリアンの右クロスからフリーのオーバメヤンが頭で合わせたが、枠を捉え切れず、絶好のチャンスを生かせなかった。すると1-1で折り返した後半4分、ボルフスブルクは右CKのこぼれ球をDFナウドが左足で押し込み、2-1と勝ち越しに成功した。
再び1点を追う展開となったドルトムントは後半25分、香川とカンプルを下げ、FWチーロ・インモービレとMFマルコ・ロイスを同時投入。同点ゴールを目指すが、最後まで追いつくことはできず、ポカール決勝前哨戦を落とした。
5試合ぶりの黒星を喫したドルトムントだが、8位ブレーメン、9位ホッフェンハイムも敗れたため、順位は7位をキープした。3連勝中のホームに迎える最終節の相手は勝ち点43で並ぶブレーメン。勝てば7位以内が確定し、勝ち点3差で追う6位アウクスブルクがボルシアMGに敗れれば、6位にまで浮上する。
ポカールで優勝すれば文句なしで来季のEL出場が決まるが、たとえ準優勝に終わった場合も、ボルフスブルクがリーグ戦で3位以内が確定しているため、EL出場圏が7位に広がる。そのためドルトムントはリーグ戦を7位以内で終えれば、来季の欧州カップ戦への切符を獲得できることになる。
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