[MOM1378]矢板中央FW久永寿稀也(1年)_後半勝負のチーム加速させるFWが貴重な一撃

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[5.17 Rookie League Agroup第2節 佐野日大高 0-2 矢板中央高 時之栖裾野G]

　矢板中央高は前半を0-0で折り返したが、池亀翔コーチが「(まだまだチームの課題が多い)今の状況だと前半は0-0でも構わない。後半勝負というような、コンセプトでやっています」というように、ギアの上がった後半の2ゴールによって2-0で勝った。

「守備が堅くて、頑張ってくれているので前が点取って楽にさせてあげたいという気持ちでやっています」というFW久永寿稀也とFW吉原諒の後半から出場した2人がいずれもゴール。ともに茨城県の街クラブ、常総アイデンティ出身の2人が栃木ダービー勝利に貢献した。

　その中で久永はしなやかな動きと技術で勝負するFWで、池亀コーチも「後半から出て点を取ってくれる選手」と信頼。「特長はキープや競り合いです。チームのために結果を残せればいいと思っています」を語る久永はこの日、ゴール前の攻防でDFのマークを外すと、右サイドをえぐったMF廣田来次郎のクロスをゴールへ押し込んだ。

　主に交代出場で結果を残してきているが、もちろん先発したい気持ちもある。だが、「今はここが自分のポジションだと思ってやっている。フルでずっといいパフォーマンスができないのでそれを課題にしてやっていきたい」と今は交代出場で結果を出し続けていく構え。昨年、「Rookie League A group」で得点王に輝いた先輩FW高橋大樹を目標の選手に挙げ、「(自分も得点王を)狙っていきたいと思っています」と誓った。

(取材・文　吉田太郎)▼関連リンク
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