香川の復活を喜ぶクロップ「才能を永遠に隠しておくことはできない」

　30日のDFBポカール(ドイツ国内杯)決勝でボルフスブルクと対戦するドルトムントのユルゲン・クロップ監督が29日、記者会見を行った。

　3年ぶり4回目のポカール制覇を目指すドルトムント。今季限りで退任するクロップ監督にとっては08年から7シーズン指揮してきたドルトムントでのラストマッチとなる。

　有終の美を飾りたいファイナルを前に、今季から復帰したMF香川真司にも言及。「シンジのようなタレントが、その才能を永遠に隠しておくことはできないんだ」と、シーズン終盤に調子を取り戻した愛弟子への期待を述べた。

　ドルトムント復帰当初は苦しんだ香川だが、ブンデスリーガのラスト9試合で4ゴール3アシストを記録。23日の最終節・ブレーメン戦では1ゴール2アシストの活躍を見せ、ホーム最終戦で勝利に大きく貢献した。

「決勝の前に彼がその才能を見せ始めたことについて、我々は本当に喜んでいる。彼の勢いを止めないようにしないとね」

　11-12シーズンのポカール決勝では1ゴール1アシストを記録し、バイエルンを5-2で撃破する優勝の立役者となった香川。恩師の最終戦で3年前の再現を果たしたところだ。
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