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[総体]主将のスーパーミドルにエース3発、乗ったら止まらない佐賀学園が6発勝利で全国王手

ゲキサカ / 2015年6月2日 0時23分

[総体]主将のスーパーミドルにエース3発、乗ったら止まらない佐賀学園が6発勝利で全国王手

[6.1 全国高校総体佐賀県予選準決勝 敬徳高 0-6 佐賀学園高 佐賀県総合運動場球技場]

 1日、平成27年度全国高校総体「2015 君が創る 近畿総体」サッカー競技(8月、兵庫)佐賀県予選準決勝が行われ、敬徳高と対戦した佐賀学園高は左SB野村一平主将(3年)の2ゴールとMF藤原綾人(3年)の追加点で前半を3-0で折り返すと、後半にはエースFW三宮捷(3年)が3ゴールを奪って6-0で快勝した。佐賀学園は2日、07年以来の全国総体出場を懸けて佐賀東高と対戦する。

 昨秋の選手権予選、今年の新人戦ともに準優勝の佐賀学園だが、今大会序盤は状態が良くなかったという。野村は「全然かみ合わんで苦しかった」と振り返る。だが、昨年の総体予選で敗れている佐賀商高との準々決勝(5月31日)は「みんなが勝つ気持ちで行った」(三宮)と気持ちを前面に出したサッカーで3-0快勝。野村が「昨日から上がってきて、佐商戦が大きかったですね。昨日からそのまま(の勢いで)来ました」という敬徳戦はその野村のスーパーミドルを皮切りに重ねた6ゴールで快勝し、決勝へ弾みをつけた。

 前半5分、佐賀学園はMF中嶋十夢(3年)が左サイドへ展開すると、野村がダイレクトで左足一閃。弾丸ライナーの一撃が逆サイドのゴールネットへ突き刺さった。衝撃的な一撃を打ち込んだ野村はピッチサイドの控え部員のところへ駆け寄り、振り返りながらジャンプして手を広げるクリスチャーノ・ロナウドのゴールパフォーマンスでスーパーゴールを喜んだ。ともにフィジカルコンタクトに優れた吉村心輝(3年)と立川大樹(3年)のCBコンビを中心とした守備から前線でボールを収めるFW上田龍希(3年)とMF山口怜音(1年)を起点とした攻撃など意欲的なサッカーを見せる敬徳の出鼻を完全に挫いた先制弾。テクニックで上回る佐賀学園はこの一撃で乗った。

 12分にもFW中西尚(3年)の右クロスからFW中島啓太(3年)が決定的なヘッドを放ち、13分にもパス交換から三宮がシュートへ持ち込んだ佐賀学園は14分に2点目のゴールを奪う。別格のボールスキルを見せる三宮が左サイドからの仕掛けで1人外してラストパス。これは中西に渡る直前でGKが阻止したが、こぼれ球を拾った藤原が右足で2点目のゴールを流し込んだ。佐賀学園は22分にも左CKから野村が左足ミドルを決めて3-0。この後、GK岩永翔吾(3年)の好セーブで前半の失点を阻止した敬徳だったが、後半に突き放されてしまう。

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