バイエルンU-16コーチ指導のトレーニングマッチ…日本はアメリカに快勝、ブラジルと分ける
ゲキサカ / 2015年6月5日 15時41分
3日、「adidas UEFA Young Champions 2015」に参加する3チーム、日本、ブラジル、アメリカが、ドイツ・アディダス本社内にある「アディ・ダスラースタジアム」で合同練習を行った。アディダスと契約をしているドイツ代表や、MF香川真司(ドルトムント)らも訪れるという同施設での特別なトレーニング。さらに今回は、今夏からバイエルンU-16の指揮を執る、ベニンガーコーチが指導にあたった。
2人1組になっての1タッチ、2タッチでのリフティングにはじまり、マーカーを使ってのパス練習、日本とブラジルにアメリカの選手が混合した鳥かごなどのトレーニングを行った後は、6対6でのゲームに入った。日本チームにとっては初めての実戦。さらに相手の実力をはかるうえでも、またとない機会となった。
まずアメリカと対戦した日本は、MF福田崚太(横浜創英)が放ったチーム最初のシュートが幸先よくゴールネットを揺らす。「日本をなめてくるだろうから、やってやろうと思った」。福田は渾身の一撃を振り返る。同じ高校で日頃から福田を見ている梶山健太郎監督(横浜創英)は「(試合になったら)スイッチが入った表情や声の出し方をしていた」と世界を相手にしても臆さなかった教え子を讃えた。その後、DF鱧谷太亮(興國)が加点した日本は、キャプテンのMF大矢啓太(滝川二)がGKもかわす技ありのゴールでダメ押し。3-0でアメリカを一蹴した。
初戦をいい形で終えたことで続くブラジル戦でも互角以上に渡り合った。ドリブルで仕掛けてくることが想定されたが、パスをつないできたブラジル。「前から追わずに少し後ろで構えよう。選手間で声をかけてカバーリングの意識を高く持とう」というアメリカ戦での反省をふまえた梶山監督の指示を忠実にこなし、スコアレスで試合を進めると、CKの流れからDF梅澤崚(佐野日大)のクロスに大矢が合わせて日本が先制する。攻撃がうまくいかない上に先制を許したことで、ブラジルの選手のフラストレーションはたまっていく。「イライラしていなくても球際強かったのに、イライラしてからはヤバかったです」と福田はブラジル人選手の印象を回想。その後、ギアを上げたブラジルに1点を返され、1-1で試合を終えた。
ブラジルの攻撃陣と対峙した鱧谷は「ブラジルのトップの選手がボールを要求するときに、自分に体を当ててきたので守りづらかった。ファウルをもらいにいくような仕草もされたし、ずる賢かったですね」と南米の選手ならではの上手さを感じた。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
【欧州CL】“新方式”の第1節スタート 日本選手9人が出場 バイエルンが9得点で首位スタート
日テレNEWS NNN / 2024年9月20日 15時15分
-
8月に横浜FCとプロ契約締結の高校2年生。U-17日本代表FW前田勘太朗がこだわりのゴールと“基準”で違いを示す
ゲキサカ / 2024年9月11日 21時19分
-
アルゼンチンの名門 リバープレートへ短期留学 JFAとアディダスによる育成年代の選手を対象としたプロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」
PR TIMES / 2024年9月9日 18時15分
-
4名引退のドイツ代表、初招集はスティラー1名…ヴィルツやムシアラなど23名招集【UEFAネーショングリーグ】
超ワールドサッカー / 2024年8月29日 22時20分
-
日本人選手12人が出場するCLリーグフェーズ出場36チームが決定! 気になるポット分けは?
超ワールドサッカー / 2024年8月29日 6時50分
ランキング
-
1大谷翔平の偉業で…イチロー氏の“予言”にX驚愕 現実になった引退会見「全ての伏線とは」
Full-Count / 2024年9月21日 7時10分
-
2湧いて出てくる大谷翔平の“化け物記録” 離されるレジェンドたち…驚愕データの数々
Full-Count / 2024年9月21日 19時37分
-
3大谷翔平、ついに到達した「8.0」 DH最高&歴史的MVPまた前進…更新し続ける衝撃数値
Full-Count / 2024年9月22日 7時19分
-
4大の里 2度目優勝で“最速大関”当確に花!天敵・豊昇龍に勝利「最高の相撲を取った」
スポニチアネックス / 2024年9月21日 17時57分
-
5埼スタで衝撃OG「僕の責任」…まさかの失態、浦和の一員で「やってはいけないミス」
FOOTBALL ZONE / 2024年9月22日 7時10分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください