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[総体]桃山学院が関大北陽退け、大阪決勝L首位浮上!

ゲキサカ / 2015年6月7日 10時37分

 俊足MF山本凱世(3年)とMF谷本圭郁斗(2年)の両ワイドになかなかボールを収めることができず、後半も思い通りにボールを握ることができていなかった桃山学院だが、「トーナメントの下の方でできても上でできなかったら意味はない。自分がチームの攻撃の起点になることが求められていること。苦しい中で前でボール収めることで最初の起点になればいいと思っていた」というプロ志向強い10番・鈴木のドリブルがチーム全体を押し上げ、また同サイドからの崩しが多くなった関大北陽の攻撃をCB田上雄大主将(3年)やCB大前耕太(2年)中心に跳ね返して試合の主導権を握っていく。後半8分に右CKのこぼれ球から谷口が放ったバイシクルショットはゴールマウスに阻まれ、13分に鈴木の突破から掴んだチャンスも活かすことができなかったが、関大北陽も13分に相手のミスパスを奪って独走した田之脇のシュートが外れ、19分にも田之脇がスルーパスで抜け出したが、GK桑田禎基に抑えられてしまう。

 桃山学院MF谷口一星(3年)の超ロングシュートや、関大北陽の最終ラインで力強いプレーを見せたCB寺脇仁哉(2年)のヘディングシュートなど互いにスタンドを沸かせ合う中、桃山学院が貴重な追加点を奪う。29分、桃山学院は左SB森章二(2年)が最終ラインのギャップへ動き出していた桑田青にパスを通す。桑田青が強引に左足を振りぬくと、GKが弾いたボールを谷本が押し込んで2-0とした。粘る関大北陽も直後に右サイドからのワンツーでゴール前を横切ったFW安田駿也(3年)がGKに倒されてPK。これを安田が自ら右足で決めて1点差とする。だが、この後チャンスをつくるまでに至らず。2連敗で全国出場は難しい状況となった。一方、2連勝とした桃山学院の鈴木は「チーム全員で勝ち点3取れた試合かなと思います。全員で守備全員攻撃がチーム全員徹底できている」とチームで勝ち取った勝ち点3を強調した。

 桃山学院は激戦区・大阪の決勝リーグで首位浮上。全国に近づいたが、最終節ではプレミアリーグ勢で優勝候補筆頭の履正社が立ちはだかる。桃山学院は引き分けでも優勝が決まる状況だが、堀監督は「勝ち点、得失点考えてということはないですね。次のゲーム勝ち切れるかということを考えています」ときっぱり。桑田青は「次は履正社っていう、みんなから見ても一番強い相手だと思うんですけど3連勝で、次も勝って優勝したいです」。昨年の総体予選は16強を前に敗退。選手権予選も8強を前にPK戦で敗退した。大阪を勝ち抜くことの厳しさを知っているイレブンは油断することなく、勝利を目指して最高の結果を手にする。

[写真]後半29分、桃山学院は谷口(左)が決勝ゴール

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
【特設ページ】高校総体2015

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