広島Jrユースで2トップを組んだ森重とのポジション争いに燃える槙野
ゲキサカ / 2015年6月10日 21時57分
3月のハリルジャパン入り以降、Jリーグでの守備パフォーマンスで球際の厳しさがより向上したと評判のDF槙野智章(浦和)。イラク戦前日練習のミニゲームでは主力と思われるメンバーが数多く入ったチームのCBとしてプレーし、ハリルジャパンの初陣だった3月のチュニジア戦以来となる先発出場の可能性が高まっている。
「毎日のミーティングでも練習でも、守備陣に求められることはたくさんある。その中で僕に求められるのは、相手のキープレイヤーをつぶすこと、仕事をさせないこと、ゴールから遠ざけること、相手にとって嫌なプレーをすること。それは所属チームでも代表でも変わらない」
やるべきことのイメージをハッキリと持っている槙野だが、それと同時に、試合に出る前にまずポジション争いがあるということもハッキリ自覚している。そのライバルの一人が、かつてサンフレッチェ広島ジュニアユース時代に2トップとしてコンビを組んでいた同い年のDF森重真人(F東京)だ。
「中学生のころに2トップを組んでいた2人が今はこうなっている」。槙野は少年時代に思いを馳せながら、「お互いの良さを引き出しながらやっていけばいいと思うし、その中で自分も奮い立たせられる。ライバルがいないとレベルアップできない」と、かつてのチームメイトとのポジション争いを歓迎した。
代表キャップ数は槙野の15に対して森重は22。加えて森重はブラジルW杯にも出場するなど、経歴ではリードしているが、ハリルホジッチ監督が就任してからの2試合は初戦のチュニジア戦で槙野が先発し、2戦目のウズベキスタン戦は森重が先発と、今のところはイーブンだ。
「僕にあって森重にないものもあるし、その逆もある」と言う槙野は「僕の場合は周りの選手との連係面で経験が少ない。周りの選手の良さを引き出しながら、守備面では人に強いところを出していかなければならない。流れを変えられるプレーを出していければいい」
2人が広島ジュニアユースで切磋琢磨していた00~02年は日韓W杯の時期とちょうど重なり、日本全体がサッカーで盛り上がっていたころ。高校以降は進路が分かれた2人が10数年のときを経て、当時とは違うポジションで代表での定位置争いをしているのは興味深い。熾烈なポジション争いにさらに注目だ。
(取材・文 矢内由美子)
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