町田ユースが初の全国切符!ゼルビアとして初めての快挙達成
ゲキサカ / 2015年6月16日 8時28分
FC町田ゼルビアユースは14日、平成27年度日本クラブユースサッカー選手権関東大会2次リーグ第5節のヴァンフォーレ甲府ユースに1-1で引き分け、2次リーグCグループで2位(3勝2分)を確定させた。
結果、7月22日(水)から行われる第39回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会の出場権を獲得した。ゼルビアの前身であるFC町田時代には全国大会出場の経験はあるが、1996年にFC町田ゼルビアとなってからは初の快挙となる。
竹中穣監督は「選手たちが常に前向きにサッカーに取り組み、アグレッシブな戦いをしてくれました。本当に1試合1試合たくましく成長してくれたと思います。選手たちに感謝したいです」とコメント。グループリーグでは甲府の他、浦和レッズ、鹿島アントラーズ、栃木SCと、Jクラブの名門もひしめく中、結果を残した選手たちを讃えている。
全国大会での意気込みについて、竹中監督は「これまで全員攻撃・全員守備というのを掲げ、自分たちでアクションを起こすサッカーをやってきました。それを7月までにより良い形とし、全国の舞台でもアグレッシブなサッカーをしたいと思います。選手たちと共に、町田、ゼルビアの名前を広められるように頑張ってきたい」と語っている。
ゼルビアのホームタウンである町田市は、かつてサッカー少年の街と呼ばれ、北澤豪さん、林健太郎さん、戸田和幸さんをはじめ、近年では大前元紀、太田宏介、小林悠らの日本代表選手を輩出している。太田はFC町田ゼルビアジュニアユースの出身だ。前身のFC町田時代にはジュニアが全国制覇、ジュニアユースが全国2位に輝くなど実績を残している。
しかしながら、1993年のJリーグが誕生後、トップチームはJリーグに参戦できなかったこともあり、町田育ちの人材が各所に流出。ゼルビアとして、育成年代での成果が得られていなかった。
2012年にJ2に初昇格したのを機に、育成組織を改善。アカデミーダイレクターに東京ヴェルディユースで2年連続日本一に輝くなど実績があった楠瀬直木を招聘。現在はU-16女子日本代表監督も務める育成のスペシャリストのもと、スペインでコーチングライセンスを取得した徳永尊信をジュニアユース監督へ、そして2013年からはゼルビアのトップチームで長らくコーチを務めていた竹中穣をユース監督に据えた。
トップを知る指導者の下で強化を図るとともに、トップチームもJリーグに参戦したことで、わずかながらではあるが有望な人材が町田に集まり、またジュニアユースの選手たちが高校のサッカー部に行かず、残留してくれる者が増えた。近年、選手育成の歯車が良い形で回りかけてきた。ユースについては竹中監督の就任から3年目。つまり高校1年生のときから指導してきた選手たちが着実に成長し、今回ひとつの成果を出した形となった。
サッカー少年の街・町田という言葉があまり聞かれなくなってから久しいが、復活に向けて確実に、のろしを上げつつある。そんな第一歩として、日本クラブユースサッカー選手権関東大会・順位決定戦が21日(日)、那須スポーツパークで行われる。相手は川崎フロンターレ。言わずと知れた強豪だが、町田らしいサッカーで、果敢にチャレンジする。
尚、ゼルビアユースは7月、来年度のセレクションを開催する。申し込みなど詳細は以下のURLより確認できる。
http://www.zelvia.co.jp/news/news-59669/
■平成27年度日本クラブユースサッカー選手権関東大会2次リーグ戦績
2次リーグCグループ 3勝2分
▽第1節
浦和レッズ△0-0
▽第2節
鹿島アントラーズ○2-1
▽第3節
千葉SC○5-0
▽第4節
栃木SC○3-2
▽第5節
ヴァンフォーレ甲府△1-1
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