[総体]冬に続き夏も初出場へ!昌平が早大本庄振り切り、全国王手!:埼玉
ゲキサカ / 2015年6月15日 17時23分
[6.14 全国高校総体埼玉県予選準々決勝 昌平高 1-0 早大本庄高 昌平高G]
平成27年度全国高校総体「2015 君が創る 近畿総体」サッカー競技埼玉県予選準々決勝が14日に行われ、プリンスリーグ関東勢の昌平高が1-0で早大本庄高を下した。埼玉県の代表枠は2。昌平は20日の準決勝で西武文理高に勝てば全国総体初出場が決まる。
昨年、本格強化7年目で全国高校選手権初出場。今年はプリンスリーグ関東に初参戦してJクラブユース勢や強豪校との戦いで経験を積んでいる昌平が、夏の全国大会初出場に王手を懸けた。この日の先発は1、2年生が計8人。プリンスリーグで5得点をたたき出している2年生エース・MF松本泰志を除くと昨年から大きくメンバーが入れ代っている状況で、プリンスリーグは1勝5敗と苦しい戦いを強いられている。だが、5敗中4敗は1点差で山梨の名門・山梨学院高に逆転勝ち。関東トップレベルで強豪相手に健闘しているチームは今大会初戦、2戦目といずれも1-0というスコアだが、藤島崇之監督が「選手が伸びるためには非常にいい経験をさせてもらっている」というように、厳しい試合の中で経験値を高めて成長を遂げている。
サイド攻撃からチャンスをつくる昌平は前半8分に右SB真辺庸介(2年)のパスからスペースを突いた右FW小池崚太(2年)がDFを外してラストパス。これをFW會澤唯斗(1年)が右足ダイレクトで合わせたが、早大本庄はGK笠原駿之介(3年)がファインセーブで逃れる。昌平は12分にも右サイドを起点とした攻撃から松本がPAでDFをかわしにかかり、最後は左FW本間椋(2年)がフィニッシュ。14分には「監督たちからは瞬間的なスピードを意識するように言われている」という小柄なドリブラー・本間がドリブルで早大本庄DFを翻弄して中央まで持ち込むと、最後は松本の左足シュートがポストをかすめた。
序盤は個々で上回る昌平が主導権を握ったが、早大本庄はGKを交えたポゼッションから徐々にリズムを掴んでいく。そしてバイタルエリアで前を向くシーンを作り出した早大本庄は16分に混戦から左サイドを突破。決定的なラストパスが10番FW中島剣士郎(2年)に入ったが、シュートはGK正面を突いてしまう。早大本庄は攻め込まれる回数も多かったが、自分たちのスタイル、リズムを変えない。右サイドで対人の強さを見せるSB梶田悠己主将(3年)や的確なカバーリングでチームの危機を救う左SB岡本健利(3年)がピンチの芽を摘み、MF田原寛隆(3年)とMF高橋佑輔(3年)の両ボランチを経由したパスワークで攻め返した。
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