決定機に決められず「最後のシュート精度に尽きる」と唇を噛む槙野
ゲキサカ / 2015年6月17日 4時31分
[6.16 W杯アジア2次予選 日本0-0シンガポール 埼玉]
自身にとって初のW杯アジア予選に先発し、無失点。しかし、DF槙野智章(浦和)の口から出たのは反省ばかりだった。
「僕のシーンが一番決定機だったかもしれない。あのシュートは決めないといけない」
唇を噛みしめながら振り返ったのは、後半26分のシーンだ。FW本田圭佑の右クロスに頭を合わせたが、惜しくも左ポストを叩いた。
「チャンスはあったし、シュートもあった。どのシュートを取っても、1点入っていたら2点、3点、4点と入っていたと思う。ラストのシュート精度に尽きる」
後悔もあった。11日イラク戦(4-0)の際、「監督からは相手をはがして持ち上がることを要求されている」と話していたが、自らボールを持ち上がる場面を演じたのは前半8分の一度だけだった。シンガポールFWハイルル・アムリのケアに気を取られるあまり、リスクを冒す勇気を持てなかったのだ。
「監督からは相手の1トップに対してセンターバック2枚でしっかり守るように言われていたので、1対1にすることはないように、と思っていた。でも、勇気を持ってはがすということをもう少しやっても良かった」
攻撃がうまくいかないとき、先に失点してしまっては苦しさが増してしまう。万が一負けるようなことになれば、それこそ取り返しの付かない傷になる。慎重になるのは当然だったが、それでも歯噛みした。
ただ、試合後はしっかりと顔を上げることに徹した。
「試合後に飛んでいたのは『次にしっかりつながるゲームだった』『アウェーでシンガポールからしっかり勝ち点3を取って帰ろう』という声。終わったわけではないし、負けたわけではない。下を向くことはないとみんなで話をした。監督の目指すサッカーは要所要所で出たと思う」
努めてポジティブな言葉を選んだ槙野。残り7試合で借りを返していくしかない。
(取材・文 矢内由美子)
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