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[総体]全国総体出場校同士の対決は大阪桐蔭が和歌山北下す:近畿

ゲキサカ / 2015年6月29日 21時11分

 だが、和歌山北も簡単には引かず18分にはMF川井悠希のスルーパスからエリア左の和田が突破。ドリブルでGKをかわし、ゴール前にパスを入れると、櫻井が無人のゴールを狙う。一度はDFに跳ね返されたが、こぼれ球を西が決めて試合は再び振り出しに。このままPK戦に入るかと思われたが、31分に黒川のFKをDF永野俊介がヘディングで叩き込んで、再び大阪桐蔭が勝ち越しに成功。2-1で勝利した大阪桐蔭が、2012年以来2度目の大会制覇に王手をかけた。

 結果的には主力組の働きによって試合を決めた大阪桐蔭だったが、永野監督はこの日のスタメン組の出来栄えに満足した様子だった。前日に行った1回戦・三田学園高戦も同じくBチームで挑んだものの、思うような試合運びができず、開始5分で代えられた選手もいたほど。だが、この日は最後までピッチに残れた選手が多数存在するなど、アピールに成功した。また、70分間を戦い抜いた選手だけでなく、交代した選手も、「ちょっと満足げにベンチに戻ってきた」(永野監督)。「前日の試合から自分たちの気持ちや、意識を変えられたのが良かった。守備がめちゃくちゃだったり、もっとやられてもおかしくなかった試合だけど、こういう試合でミスをすれば、とんでもないことが起きるということを学べたのは大きい。これをどう次に活かせるかが大事」と話した。

 一方、和歌山北にとって「全国レベルの相手でもやれるという感触は掴めたけれど、勝つのと負けるのでは大違い。セットプレーをきっちり物にする力や勝者のメンタリティーが結果に出たと思う。僕たちは県外で勝てていないので、もっと経験を積まないといけない」(和田)と悔いの残る結果に。だが、和田が「県ではあまり先制されることがない。県外の相手に先制されても、獲り返せたのは収穫。桐蔭との試合で、攻撃面など良かった部分も見えた」と話したように、見えた課題と収穫は県内での試合では見えないモノばかり。「悔しかった気持ちをインターハイでぶつけたい」と意気込む大舞台を前に有意義な経験になったと言える。

(取材・文 森田将義)▼関連リンク
【特設ページ】高校総体2015

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