シュータリングで今季初得点の東京V DF田村「ラッキーなゴール」

ゲキサカ / 2015年6月28日 21時41分

[6.28 J2第20節 大宮0-2東京V NACK]

 大宮アルディージャのGK加藤順大は左サイドから上げられたクロスに反応してボールをキャッチしようとした。ところが、ボールは風に乗ったのか、想像以上に伸びて右サイドネットに決まった。このボールを蹴った東京ヴェルディの右SB田村直也も、ゴールが決まった瞬間は驚いた表情を浮かべていた。

 中央からMF南秀仁が右に展開したボールを、田村はゴール前にダイレクトで蹴った。「ラッキーなゴールだと思います。ああいう所にどんどん出て行くことができました。クロスもそうですが、点に絡みたいと思っていたので、良かったです。(クロスは)いつも平本(一樹)くんとかが、鼻先で触ってくれればいいかなというイメージで蹴っています。ラッキーでした。インステップのキックは自信があるので、それが風に乗って伸びたのはあったのかなと思います」と、自身の今季初ゴールを説明し、「僕と同い年の加藤選手という素晴らしいGKから点を取ることができて良かったです」と、喜んだ。

 勝利を大きく引き寄せる2点目のゴールを挙げただけでなく、破壊力のある大宮の左サイドの攻撃を封じたことも重要なポイントだった。特に1対1となる回数の多かったMF泉澤仁については、仙台時代のチームメイトとのマッチアップをイメージしながら対応していたという。

「僕の中では、いま、浦和にいる武藤(雄樹)に似ているなというイメージでした。仙台にいたときに一緒にやっていて、彼と練習したときのイメージを持ちながらやっていました。持たせて良い低い位置では持たせる。(大宮の左SB)和田拓也とも仙台で一緒にやっていたのですが、彼が持ったときに泉澤に左足でパスを付けるときは、なるべく近くに寄せておく。なんとなく自分のやり方を思い出した感じです。自分の経験とか、一緒にやっていたイメージを活かしてできました」

 大きく勝利に貢献した田村だが、12戦無敗だった大宮から完封勝利を挙げることができたのは、チームメイトのおかげだと話す。「前節、前々節は負けていて、2連敗していました。もう一度全員攻撃、全員守備というところに立ち戻って、FWの選手もしっかり守備をしてくれました。一番良かったのは、前半の決定機をGKの佐藤優也選手が素晴らしいセーブしてくれたところ。あれでチームは救われました。そういうところで全員の意識が高かったと思いますし、クロスの対応も良かったと思います」。

 試合後には平本と「この試合をベースに出来るようにしよう」と話し合ったという。「次の試合で対戦する福岡は3-4-3ですし、そういうチームに今日と同じような対応ができているかといえば、これまでできていません。だから、また修正して次の試合に臨みたいと思います。まだ何も成し遂げていないし、もう一度しっかりやっていきたいと思います」と、前半戦、最後の一戦となる福岡戦に集中した。

(取材・文 河合拓)

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