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[U-16インターナショナルドリームカップ]強敵・フランスを3発撃破!!「戦う集団」U-16日本代表が全勝V!!

ゲキサカ / 2015年6月30日 21時26分

 そして日本は0-0の後半開始から品田に代えて中島を投入。ここまで2戦連発、計3得点を挙げている中島が大仕事をしてのける。6分、ハーフウェーライン付近で西山からのパスを受けた中島は前を向いてドリブル開始。空いた前方のスペースへドリブルでスルスルと駆け上がると、そのまま右足シュートをゴール左隅へ突き刺した。C大阪U-18所属の中島にとってはC大阪トップチームのホームスタジアムで決めた会心の一撃。観衆3600人が詰めかけたバックスタンドが沸き上がり、そこへ向かって走り寄った背番号16はチームメートたちと喜びを分かち合った。

 フランスは直後に3人を入れ替えたが、勢いは日本。19分には中島の左FKをニアで伊藤が触ると、最終ラインとGKの間へ流れたボールにいち早く反応した中村が左足ダイレクトでゴールへねじ込んだ。20分に加藤をMF堀研太(横浜FMユース)へ代えたあと、26分にハンドで与えたPKをCBイブラヒム・コナテ(ソショー)に決められた日本は、さらにセカンドボールをフランスに回収されて押し込まれてしまう。だが、勝負どころでそれぞれの選手がハードワークを欠かさず、役割を果たす。藤本とMF新井光(長野U-18)を入れ替えた直後の32分には左クロスからFWミジアンヌ・マオリダ(リヨン)に抜け出されたが、GK大迫が至近距離からのシュートを弾き、ゴール方向に転がったボールもカバーしていた橋岡がスライディングでクリアして危機を免れた。

 そして伊藤をCB塩崎悠司(興國高)へスイッチした日本は43分、PAでの絶妙なターンで抜け出した中村が決定的な左足シュート。このシュートは相手GKの好守によって決められなかったが、橋岡が「すっごいきつかったんですけど、最後まで守りきれたのはいい結果だったと思います。最後体を投げ出すとかアグレッシブに戦うというのは(森山監督から)言われていた。(3試合通して)みんな統一してできたのは良かったと思います」と振り返ったように、自陣でそれぞれが身体を張って相手に決定機を作らせない日本は49分、カウンターから独走した西山がDFを引き付けてスルーパス。これを齊藤が右足でゴールへ沈めて勝利と優勝を決定づけた。

 今回のU-16日本代表は初招集選手が約半数というメンバー構成だったが、その初招集選手を含めて各選手が物怖じせずに、ハードワークし続けていた姿が印象的だった。そして強敵に真っ向勝負で挑んで、勝ち切って掴んだ優勝はそれぞれの大きな経験値になったはず。ただし、今大会はW杯、W杯予選のような大会ではなく、また日本は所属チームでは控えという高校1年生選手が多い。これからが大事。橋岡が「まだまだU-16で20歳にもなっていない。先はまだまだ全然ある。ここが最後じゃないので、ここで調子に乗らずに謙虚に努力していって、どんどん活躍していけたらいいと思います」と語ったように、この経験をそれぞれの次へのステップとする。

(取材・文 吉田太郎)

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