[Football Creator #2]試合決めたディ・マリアの2発、南米王者へあと1勝
ゲキサカ / 2015年7月1日 11時50分
アディダスから新たに発表されたフットボールスパイクの「X(エックス)」と「ACE(エース)」は、現代サッカーに求められる“Football Creator(フットボールクリエーター)”のために開発された新モデルだ。ゲームを創り、ピッチを支配するプレーメーカー=「ACE」。予測不可能なプレーで“違い”を生み出し、ゲームを決めるゲームチェンジャー=「X」。2つのタイプから成る“Football Creator”を連載形式で取り上げていく。
アルゼンチン代表が怒涛のゴールラッシュで8大会ぶり15度目の南米王者に王手をかけた。6月30日(日本時間7月1日)に行われたコパ・アメリカ準決勝。パラグアイを6-1で一蹴したアルゼンチンの主役の一人が、7月1日に世界同時発売となったアディダスの最新フットボールスパイク「X」を着用して大一番に臨んだFWアンヘル・ディ・マリアだった。
前半終了間際の失点で2-1と1点差に追い上げられて折り返した後半立ち上がりの2分。MFハビエル・パストーレのスルーパスに抜け出したディ・マリアが左足でゴール右隅に流し込んだ。ディ・マリアの今大会初ゴールで3-1とリードを広げ、さらに後半8分だ。
中央を個人技で突破したFWリオネル・メッシからラストパスを受けたパストーレのシュートはGKに弾かれたが、こぼれ球をディ・マリアが左足で無人のゴールに蹴り込む。連続ゴールで4-1と突き放すと、ディ・マリアは後半35分にも左足のピンポイントクロスでFWセルヒオ・アグエロのヘディングシュートをアシストした。
同じ失敗は繰り返さなかった。グループリーグ初戦の再戦となった一戦。このときは前半終了時点で2-0とリードし、快勝ムードも漂いながら後半の2失点でまさかの2-2ドローに終わっていた。この日も前半終了間際に1点を返される嫌な展開だったが、ディ・マリアの2発が流れを食い止め、試合を決めた。
終わってみれば6-1の大勝。0-0からのPK戦の末、勝ち上がった準々決勝コロンビア戦の鬱憤を晴らすかのようなゴールラッシュで開催国チリが待つ決勝へ駒を進めた。93年大会以来、8大会ぶりの優勝に王手をかけたアルゼンチン。4日(日本時間5日)の決勝でチリを下せば、ウルグアイと並んで大会史上最多タイとなる15度目の優勝が決まる。
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