U-21欧州選手権はスウェーデンが初栄冠…リオ五輪欧州4枠も決まる

　U-21欧州選手権は6月30日、チェコのプラハで決勝戦を行い、スウェーデンが0-0で突入したPK戦でポルトガルを4-3で下し、初優勝した。

　ともに準決勝を大差(ポルトガルはドイツに5-0、スウェーデンはデンマークに4-1)で勝ち上がったチーム同士の対戦だったが、スコアが動かない、緊張感のある好ゲームになった。

　そんな中でも攻めたのはポルトガルだった。7分にセルジオ・オリベイラが蹴ったFKがクロスバーを叩くなど、スウェーデンゴールを襲い続けた。

　しかしスウェーデンの懸命の守りもあり均衡状態は崩れない。結局試合は120分でも決着がつかず、勝敗の行方はPK戦に委ねられることになった。

　迎えたPK戦はスウェーデンのGKパトリック・カールグレンがシュート2本を止める活躍。母国に初優勝を呼び込んだ。

　なお、この大会は来夏行われるリオデジャネイロ五輪の欧州予選も兼ねており、優勝したスウェーデン、準優勝のポルトガルの他、デンマークとドイツの4か国が五輪出場を決めている。